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健康

歯周病は万病の元

歯周病は、年を重ねると当たり前の病気になってきます。
55歳以上の人なら、軽度の人を含めると85%の人が罹患しています。そういう事情もあって、歯周病にかかっているからと気にする人は非常に少ないのです。

そして、高齢になると歯が抜けて入れ歯を入れたり差し歯をするのは当たり前で「しょうがないものだ」というのがシニアの認識です。

ところが近年の研究で、歯周病は単に歯が抜ける病気ではないことがわかってきたのです。一昔前に成人病と呼ばれていた病気の中に、歯周病菌が引き起こす病気があるというのです。逆に、歯周病を引き起こしやすい病気もあります。

歯周病にかかれば、最終的に歯が抜けて入れ歯に頼ることになるということ自体は間違いないことですが、それだけでは終わらないということです。

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歯周病が引きおこす病気

歯周病が引きおこす病気

心筋梗塞、狭心症、脳梗塞

心筋梗塞は心臓の冠状動脈にアテローム性プラークができて血管が狭くなり血流が妨げられて起こる病気です。プラーク?聞いたことがある言葉です。歯石のこともプラークと呼びます。プラークとは、蓄積物の塊のことです。

血管内に歯周病菌が侵入すると、血管内で沈着物がプラークを形成しやすくなります。冠状動脈に歯周病菌が侵入すると心筋梗塞や狭心症の要因になるアテローム性のプラークを形成するリスクが高まります。

同じことが脳の血管障害に関しても起こります。歯周病菌が血流にのって脳の血管内に入ると脳梗塞のリスクが高まります。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎は誤って気管に唾液などが入ってしまい、その唾液が肺にまで落ちて肺炎を発症するものです。健康状態では起こりにくい病気ですが、高齢や何かの病気がある場合には飲み込む力や気管に入った異物を吐き出す力が弱って誤嚥を起こしやすくなります。唾液に歯周病菌が混じっていると誤嚥が起きた時に歯周病菌が肺におちて誤嚥性肺炎の原因になります。実際に肺炎にかかる人は、重度の歯周病の人が多いのです。

骨粗しょう症

歯周病になると、免疫細胞が働いてサイトカインというたんぱく質を分泌します。このサイトカインが骨の代謝を妨げるために骨粗しょう症を発症しやすくなるといわれています。

歯周病を引き起こす病気

歯周病を引き起こす病気

糖尿病

糖尿病には多くの合併症がありますが歯周病も糖尿病の合併症として現れることがあります。

歯周病を悪化させる病気

歯周病を悪化させる病気

骨粗しょう症

骨粗しょう症は骨がもろくなる病気ですが、骨粗しょう症の人が歯周病になると、急激に進行して歯をなくすリスクが高くなります。

歯周病の治療

①正しい歯磨き
歯磨きは歯周病治療の中でも最も基本的な治療ですが、正しく磨かなければ歯周病はよくなりません。
歯科で歯磨き指導を受けて正しい歯磨きをしましょう。

②歯石除去
歯科で超音波や器具などの歯石除去をしてもらいます。
歯ぐきを切開して深い歯周ポケットの中の歯石をとります。

③歯周組織再生療法
エムドゲイン法(歯ぐきを切開して再生誘導物質を塗布し、歯周組織の再生をします。)
GTR法(歯と歯茎の間に特殊な膜を挟んでその下の骨の再生をします。)

④露出した歯の根を新しい歯ぐきで覆う方法

⑤過去の不適切な修復のやり直し

⑥噛み合わせの修正

⑦抜歯
軽度の歯周病は、歯石の除去や歯磨きで改善しますが、すでに骨が溶けているような場合には歯周組織再生療法が主になります。現在は保険適用外なので費用は少し高くなりますが、大きく改善するので価値はあります。
ただし、いくら歯周病の治療をしても、そのあとのケアが悪ければまた歯周病になります。

正しい歯磨きの方法

歯ブラシの正しい持ち方は、ペンを持つように持ちます。

歯と歯茎の間に歯ブラシを当てます。角度は45度です。1㎜ぐらいの感覚で小刻みに歯ブラシを動かします。
力を入れすぎないようにします。

奥歯もしっかり磨きます。歯の裏側も歯茎と歯の間に歯ブラシを当てます。前歯の裏側を磨くときには歯ブラシを盾に当てると磨きやすいです。

毎回決まった順番で磨くと磨き残しがなくなります。
歯磨き剤にはフッ素が含まれているので口の中にフッ素が残るようにすすぎは一回だけにしましょう。

歯ぐきから出血をしているときにも歯磨きはします。柔らかい歯磨きで優しく磨きましょう。歯磨き剤は殺菌作用のあるものを使いましょう。アルコール系の洗口剤は控えます。

デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯の隙間の食べかすや歯垢も取る

歯と歯の間には驚くほど食べかすが残っています。歯間ブラシを使ってきれいにしましょう。ただし、隙間に無理に突っ込んだり、強く磨きすぎると隙間が大きくなることがあります。

半年に一度は歯科医院で歯垢除去をしてもらう

歯周病は、日頃の手入れで予防することができます。しかし、現実にはほとんどの人が歯周病にかかってしまいます。歯周病は遺伝的な要素もあり、なかなか個人の努力だけでは予防は難しいのが現実です。定期的に歯科検診を受けるのが最も確実な予防法です。

歯周病菌を早く追い出すことが、他の病気の予防法にもなります。

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