豚の子宮（コブクロ）には、カリウムやリン、鉄が多く含まれています。

豚コブクロの効能

豚コブクロは焼肉・串焼き・網焼き・酢の物・炒め物・煮込み料理などに利用される部位で、若い雌豚1頭から約70g程度しか取れません。柔らかく淡白な味わいが特徴で、下処理としては、水洗いした後切込みを入れ、流水に晒してアンモニア臭を抜くという作業が必要になります。

タンパク質が比較的豊富で、脂質や炭水化物はほとんどなく低カロリーであるため、ダイエットやカロリー制限には適している食材ですが、コレステロールの含有量はエビと同程度で多めとなっています。また、高血圧を予防するとされるカリウムや、骨・歯の形成に役立つといわれるリン、貧血の予防・改善に有効とされる鉄が豊富に含まれています。

豚コブクロは冷蔵でも冷凍でも保存が可能で、冷凍保存の場合、賞味期限は1年くらいです。

豚コブクロの人気＆簡単レシピ

豚の子袋の塩コショウ炒め

バイト先のメニューに一味を入れてアレンジ。ピリッと美味しい♪子袋の臭いは牛乳につけることでかなり軽減されます。

味仙風のコブクロ

おいしく仕上げるコツは、しっかりゆでこぼしをして臭みを取ること。冷蔵庫におく時間は3時間から一晩、時間が長いほど味がしみて美味しくなりますよ。唐辛子を増やして辛めにすると本物に近づきます！

中華風豚コブクロ刺し

氷水でしめた小袋の水分はキッチンペーパーでしっかり水気を取りましょう。ニンニク、生姜はチューブではなく生をすりおろして。水分の出る薬味ネギは食べるときに和えてください。

コブクロもつ煮

コブクロは普通のモツより臭みが少ないですが、苦手な人はきっちりと下ゆでして氷水につけてもOK。表面をよく洗ったら臭みが減ります。

コブクロの酢の物

コブクロはモツの中でも比較的あっさりしているので、酢の物が合うのではないかと作ってみました。ゆずの風味がステキです。

豚コブクロの栄養成分表

出典：日本食品標準成分表2015年版（七訂）に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版（七訂）について：文部科学省のページを参照してください。

豚の子宮（生）の食品成分部分をクリックすると開閉します。

豚の子宮（生）の成分表　可食部100g当たり

［ 成分表 ］	単位：　/100g
エネルギー	70kcal
水分	83.8g
たんぱく質	14.6g
アミノ酸組成によるたんぱく質	(11.7)g
脂質	0.9g
トリアシルグリセロール当量	0.5g
飽和脂肪酸	0.18g
一価不飽和脂肪酸	0.15g
多価不飽和脂肪酸	0.11g
コレステロール	170mg
炭水化物	0g
利用可能炭水化物（単糖当量）	–
水溶性食物繊維	(0)g
不溶性食物繊維	(0)g
＜ 食物繊維総量 ＞	(0)g
灰分	0.7g
ナトリウム	130mg
カリウム	150mg
カルシウム	7mg
マグネシウム	8mg
リン	100mg
鉄	1.9mg
亜鉛	1.3mg
銅	0.11mg
マンガン	0.01mg
ヨウ素	–
セレン	–
クロム	–
モリブデン	–
ビタミンA(レチノール)	8μg
ビタミンA(α-カロテン)	–
ビタミンA(β-カロテン)	–
ビタミンA(β-クリプトキサンチン)	–
ビタミンA(β-カロテン当量)	(0)μg
ビタミンA(レチノール活性当量)	8μg
ビタミンB1	0.06mg
ビタミンB2	0.14mg
ナイアシン(ビタミンB3)	2.2mg
ビタミンB6	0.01mg
ビタミンB12	3.8μg
葉酸(ビタミンB9)	8μg
パントテン酸(ビタミンB5)	0.38mg
ビオチン(ビタミンB7)	–
ビタミンC	11mg
ビタミンD	0.2μg
ビタミンE(α-トコフェロール)	0.2mg
ビタミンE(β-トコフェロール)	0mg
ビタミンE(γ-トコフェロール)	0mg
ビタミンE(δ-トコフェロール)	0mg
ビタミンK	5μg
食塩相当量	0.3g
アルコール	–
硝酸イオン	–
テオブロミン	–
カフェイン	–
タンニン	–
ポリフェノール	–
酢酸	–
調理油	–
有機酸	–
重量変化率	–
廃棄率	0%

　() は推定値、　Tr は微量、　- は未測定
＜備考＞
別名： こぶくろ　

豚の子宮（生）のアミノ酸成分表（１）　可食部100g当たり

アミノ酸成分表(1)	単位：　/100g
水分	83.8g
たんぱく質	14.6g
アミノ酸組成によるたんぱく質	(11.7)g
イソロイシン	(580)mg
ロイシン	(1100)mg
リシン（リジン）	(1100)mg
含硫アミノ酸：メチオニン	(310)mg
含硫アミノ酸：シスチン	(220)mg
含硫アミノ酸　＜合計＞	(530)mg
芳香族アミノ酸：フェニルアラニン	(580)mg
芳香族アミノ酸：チロシン	(470)mg
芳香族アミノ酸　＜合計＞	(1100)mg
トレオニン（スレオニン）	(600)mg
トリプトファン	(180)mg
バリン	(740)mg
ヒスチジン	(350)mg
アルギニン	(1100)mg
アラニン	(860)mg
アスパラギン酸	(1200)mg
グルタミン酸	(1800)mg
グリシン	(1200)mg
プロリン	(820)mg
セリン	(580)mg
ヒドロキシプロリン	–
アミノ酸組成計	(14000)mg
アンモニア	–
剰余アンモニア	–

　() は推定値、　Tr は微量、　- は未測定
＜備考＞
別名： こぶくろ
アミノ酸組成表9-82 ぶた（胃腸）から推計　

豚の子宮（生）の脂肪酸成分表（１）　可食部100g当たり

脂肪酸成分表(1)	単位：　/100g
水分	83.8g
脂質	0.9g
トリアシルグリセロール当量	0.5g
脂肪酸総量	0.43g
飽和脂肪酸	0.18g
一価不飽和脂肪酸	0.15g
多価不飽和脂肪酸	0.11g
n-3系多価不飽和脂肪酸	0.01g
n-6系多価不飽和脂肪酸	0.09g
(4:0) 酪酸	–
(6:0) ヘキサン酸	–
(7:0) ヘプタン酸	–
(8:0) オクタン酸	–
(10:0) デカン酸	0mg
(12:0) ラウリン酸	0mg
(13:0) トリデカン酸	–
(14:0) ミリスチン酸	3mg
(15:0) ペンタデカン酸	1mg
(15:0) ant ペンタデカン酸	–
(16:0) パルミチン酸	90mg
(16:0) iso パルミチン酸	–
(17:0) ヘプタデカン酸	3mg
(17:0) ant ヘプタデカン酸	–
(18:0) ステアリン酸	81mg
(20:0) アラキジン酸	1mg
(22:0) ベヘン酸	1mg
(24:0) リグノセリン酸	0mg
(10:1) デセン酸	0mg
(14:1) ミリストレイン酸	0mg
(15:1) ペンタデセン酸	0mg
(16:1) パルミトレイン酸	5mg
(17:1) ヘプタデセン酸	1mg
(18:1) ＜計＞	140mg
(18:1) n-9 オレイン酸	–
(18:1) n-7 シス-バクセン酸	–
(20:1) イコセン酸	3mg
(22:1) ドコセン酸	0mg
(24:1) テトラコセン酸	0mg
(16:2) ヘキサデカジエン酸	1mg
(16:3) ヘキサデカトリエン酸	0mg
(16:4) ヘキサデカテトラエン酸	0mg
(17:2) ヘプタデカジエン酸	–
(18:2) オクタデカジエン酸	–
(18:2) n-6 リノール酸	38mg
(18:3) オクタデカトリエン酸	–
(18:3) n-3 α‐リノレン酸	1mg
(18:3) n-6 γ‐リノレン酸	0mg
(18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸	0mg
(20:2) n-6 イコサジエン酸	3mg
(20:3) n-6 イコサトリエン酸	5mg
(20:4) n-3 イコサテトラエン酸	0mg
(20:4) n-6 アラキドン酸	48mg
(20:5) n-3 イコサペンタエン酸	0mg
(21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸	0mg
(22:2) ドコサジエン酸	0mg
(22:4) n-6 ドコサテトラエン酸	0mg
(22:5) n-3 ドコサペンタエン酸	5mg
(22:5) n-6 ドコサペンタエン酸	0mg
(22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸	5mg
未同定脂肪酸	–

　() は推定値、　Tr は微量、　- は未測定
＜注意＞
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
＜備考＞
別名： こぶくろ　

豚の子宮（生）の脂肪酸成分表（２）　脂肪酸100g当たりの脂肪酸組成表

脂肪酸成分表(2)	単位：　g/100g 脂肪酸総量
脂肪酸総量	482
飽和脂肪酸	200
一価不飽和脂肪酸	165
多価不飽和脂肪酸	118
n-3系多価不飽和脂肪酸	12
n-6系多価不飽和脂肪酸	105
(4:0) 酪酸	–
(6:0) ヘキサン酸	–
(7:0) ヘプタン酸	–
(8:0) オクタン酸	–
(10:0) デカン酸	0
(12:0) ラウリン酸	0
(13:0) トリデカン酸	–
(14:0) ミリスチン酸	0.8
(15:0) ペンタデカン酸	0.1
(15:0) ant ペンタデカン酸	–
(16:0) パルミチン酸	20.8
(16:0) iso パルミチン酸	–
(17:0) ヘプタデカン酸	0.6
(17:0) ant ヘプタデカン酸	–
(18:0) ステアリン酸	18.6
(20:0) アラキジン酸	0.3
(22:0) ベヘン酸	0.2
(24:0) リグノセリン酸	0
(10:1) デセン酸	0
(14:1) ミリストレイン酸	0
(15:1) ペンタデセン酸	0
(16:1) パルミトレイン酸	1.1
(17:1) ヘプタデセン酸	0.3
(18:1) ＜計＞	32.2
(18:1) n-9 オレイン酸	–
(18:1) n-7 シス-バクセン酸	–
(20:1) イコセン酸	0.6
(22:1) ドコセン酸	0
(24:1) テトラコセン酸	0
(16:2) ヘキサデカジエン酸	0.2
(16:3) ヘキサデカトリエン酸	0
(16:4) ヘキサデカテトラエン酸	0
(17:2) ヘプタデカジエン酸	–
(18:2) オクタデカジエン酸	–
(18:2) n-6リノール酸	8.8
(18:3) オクタデカトリエン酸	–
(18:3) n-3 α‐リノレン酸	0.3
(18:3) n-6 γ‐リノレン酸	0
(18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸	0
(20:2) n-6 イコサジエン酸	0.6
(20:3) n-6 イコサトリエン酸	1.1
(20:4) n-3 イコサテトラエン酸	0
(20:4) n-6 アラキドン酸	11.0
(20:5) n-3 イコサペンタエン酸	0
(21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸	0
(22:2) ドコサジエン酸	0
(22:4) n-6 ドコサテトラエン酸	0
(22:5) n-3 ドコサペンタエン酸	1.1
(22:5) n-6 ドコサペンタエン酸	0
(22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸	1.1
未同定脂肪酸	–

　() は推定値、　Tr は微量、　- は未測定
＜注意＞
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
＜備考＞
別名： こぶくろ　

豚の子宮（生）の脂肪酸成分表（３）　脂質1g当たり

脂肪酸成分表(3)	単位：　mg/g 脂質
脂肪酸総量	482
飽和脂肪酸	200
一価不飽和脂肪酸	165
多価不飽和脂肪酸	118
n-3系多価不飽和脂肪酸	12
n-6系多価不飽和脂肪酸	105
(4:0) 酪酸	–
(6:0) ヘキサン酸	–
(7:0) ヘプタン酸	–
(8:0) オクタン酸	–
(10:0) デカン酸	0
(12:0) ラウリン酸	0
(13:0) トリデカン酸	–
(14:0) ミリスチン酸	4
(15:0) ペンタデカン酸	1
(15:0) ant ペンタデカン酸	–
(16:0) パルミチン酸	100
(16:0) iso パルミチン酸	–
(17:0) ヘプタデカン酸	3
(17:0) ant ヘプタデカン酸	–
(18:0) ステアリン酸	90
(20:0) アラキジン酸	1
(22:0) ベヘン酸	1
(24:0) リグノセリン酸	0
(10:1) デセン酸	0
(14:1) ミリストレイン酸	0
(15:1) ペンタデセン酸	0
(16:1) パルミトレイン酸	5
(17:1) ヘプタデセン酸	1
(18:1) ＜計＞	155
(18:1) n-9 オレイン酸	–
(18:1) n-7 シス-バクセン酸	–
(20:1) イコセン酸	3
(22:1) ドコセン酸	0
(24:1) テトラコセン酸	0
(16:2) ヘキサデカジエン酸	1
(16:3) ヘキサデカトリエン酸	0
(16:4) ヘキサデカテトラエン酸	0
(17:2) ヘプタデカジエン酸	–
(18:2) オクタデカジエン酸	–
(18:2) n-6 リノール酸	43
(18:3) オクタデカトリエン酸	–
(18:3) n-3 α‐リノレン酸	1
(18:3) n-6 γ‐リノレン酸	0
(18:4) n-3 オクタデカテトラエン酸	0
(20:2) n-6 イコサジエン酸	3
(20:3) n-6 イコサトリエン酸	6
(20:4) n-3 イコサテトラエン酸	0
(20:4) n-6 アラキドン酸	53
(20:5) n-3 イコサペンタエン酸	0
(21:5) n-3 ヘンイコサペンタエン酸	0
(22:2) ドコサジエン酸	0
(22:4) n-6 ドコサテトラエン酸	0
(22:5) n-3 ドコサペンタエン酸	5
(22:5) n-6 ドコサペンタエン酸	0
(22:6) n-3 ドコサヘキサエン酸	5
未同定脂肪酸	–

　() は推定値、　Tr は微量、　- は未測定
＜注意＞
脂肪酸成分名称の左の ( : ) は数値表現の略号
＜備考＞
別名： こぶくろ　 　

豚肉の効能とレシピの記事へ戻る