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あしたば(明日葉)の特徴とおすすめレシピ、食品成分表

あしたばには、アミノ酸やカロテン、ビタミンB群、カリウム、ゲルマニウム、鉄、食物繊維、葉緑素、カルコン、クマリンなどが含まれています。

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あしたば(明日葉)の効能

あしたばは、非常にたくましい生命力を持ち、薬草としても有名です。古代中国・明の時代に薬草を解説した「本草綱目」にも登場しています。日本では八丈島の特産品となっています。β-カロテンやビタミンC、鉄分、食物繊維を豊富に含み、滋養強壮や利尿効果があるとして民間療法に用いられてきました。

あしたばのカルコンという成分は、ほかの野菜にはないポリフェノールの一種で、あしたばの茎を切った断面から出てくる黄色い汁に含まれています。

カルコンには、胃酸の分泌を抑えて胃の状態をよくする働きや、抗菌作用によるアレルギーの抑制や血圧を下げる効果が認められていることから、高血圧の予防や、血液の凝固を抑えてサラサラにし、血栓ができるのを抑える働きなどがあるほか、細胞のガン化を促進する物質の働きを抑えることも明らかになっています。

さらに、肥満抑制効果や、むくみの慢性化によって脂肪に老廃物が付着して生じるセルライトを除去する働きもあるといわれていることから、下半身のダイエットに励む女性にも注目されています。

パセリなどのセリ科の植物やみかんなどの柑橘類にも含まれているクマリンは、抗菌作用や抗酸化作用のほか、アルツハイマー型認知症の予防に効果があるといわれています。

あしたばには鉄分も多く含まれており貧血予防に役立ちます。カリウムも非常に多く、若芽を干した明日葉茶は高血圧の予防に役立ちます。食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化させて、整腸作用や抗ガン、循環器疾病抑制の効果が期待できます。

このように栄養価の高いことから、あしたばの青汁が健康食品として販売されています。あしたばの有効成分を説明します。

カルコン

あしたばの茎や葉を切ると出てくる黄色い汁に含まれる成分で、発ガンや潰瘍を予防します。

クマリン

茎や葉をの汁に含まれる芳香成分で、発ガンを予防します。その他、血栓予防や動脈硬化の予防に役立ちます。

ニコチアナミン

コレステロール値を低下し、高血圧や動脈硬化を予防します。

アンゲリカ酸

あしたばの苦味成分で、食欲を増進させます。胃酸の分泌を抑制する効果もあります。

イソクエルシトリン

ポリフェノールの一種で、発ガン予防や利尿、消化、消炎の作用があります。また毛細血管を強化してくれます。

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あしたばの人気&簡単レシピ

あしたばの別名は、「はちじょうそう」「あしたぐさ」と呼ばれます。芽を摘んでも翌日にはまた芽が出てくることから命名されました。若茎・若葉を食用とします。

セリ科のあしたばの旬は、3月から11月。主な産地は、八丈島や伊豆大島です。

あしたばの選び方は、葉が若緑色で、緑が濃くないものが良いでしょう。葉の色は日が経つほど濃い緑になるからです。茎は細いほうが良いです。

保存方法は、さっと水洗いしてから、新聞紙などで包んで袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。

あしたばの主な調理法は、天ぷら、おひたし、和え物、炒め物です。青汁としても販売されています。

おすすめレシピ

苦味が絶品!明日葉の卵とじ

あしたばの卵とじ

美容に欠かせないビタミンCを、ふんわり卵で閉じ込めました。苦味が絶品な明日葉の卵とじです。卵は先にふんわり炒めて一度お皿に取り出してから、明日葉をシャキッと強火で炒めるのがコツ。明日葉に火が通ったら、卵を入れて混ぜ合わせましょう。
アシタバ天ぷら

あしたばの天ぷら

明日葉は天ぷらにするとサクサク美味。独特のクセが無くなり、苦手な人でも食べやすくなります。衣をつけるときは明日葉を広げたままにして、形をできるだけ保って油に入れると、カリッとサクッと仕上がるようです。揚げるときのジュッ!と大きな音に驚かないでくださいね。油はねにもくれぐれもご注意を。
明日葉の韓国風ピリ辛お浸し

あしたばの韓国風ピリ辛お浸し

韓国風の味付けがクセになるピリ辛お浸し。明日葉なしっかり茹でて水にさらし、しっかり灰汁を抜いてください。味のポイントは隠し味に加えたマヨネーズ!
明日葉のツナマヨ和え

あしたばのツナマヨ和え

春の苦味野菜は解毒作用があるので、旬にはどんどん取り入れたい食材。マヨネーズは少なめにし、味を引き締めてくれるお酢もお忘れなく!明日葉の苦味が苦手な人にもおすすめです。
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あしたばの栄養成分表

日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。

あしたば(茎葉・生)の食品成分部分をクリックすると開閉します。

あしたば(茎葉・生)の成分表 可食部100g当たり
[ 成分表 ] 単位: /100g
エネルギー 33kcal
水分 88.6g
たんぱく質 3.3g
アミノ酸組成によるたんぱく質
脂質 0.1g
トリアシルグリセロール当量
飽和脂肪酸
一価不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸
コレステロール (0)mg
炭水化物 6.7g
利用可能炭水化物(単糖当量)
水溶性食物繊維 1.5g
不溶性食物繊維 4.1g
< 食物繊維総量 > 5.6g
灰分 1.3g
ナトリウム 60mg
カリウム 540mg
カルシウム 65mg
マグネシウム 26mg
リン 65mg
1.0mg
亜鉛 0.6mg
0.16mg
マンガン 1.05mg
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール) (0)μg
ビタミンA(α-カロテン) 0μg
ビタミンA(β-カロテン) 5300μg
ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg
ビタミンA(β-カロテン当量) 5300μg
ビタミンA(レチノール活性当量) 440μg
ビタミンB1 0.10mg
ビタミンB2 0.24mg
ナイアシン(ビタミンB3) 1.4mg
ビタミンB6 0.16mg
ビタミンB12 (0)μg
葉酸(ビタミンB9) 100μg
パントテン酸(ビタミンB5) 0.92mg
ビオチン(ビタミンB7)
ビタミンC 41mg
ビタミンD (0)μg
ビタミンE(α-トコフェロール) 2.6mg
ビタミンE(β-トコフェロール) 0.2mg
ビタミンE(γ-トコフェロール) 1.4mg
ビタミンE(δ-トコフェロール) 0.1mg
ビタミンK 500μg
食塩相当量 0.2g
アルコール
硝酸イオン Tr
テオブロミン
カフェイン
タンニン
ポリフェノール
酢酸
調理油
有機酸
重量変化率
廃棄率 2%
 () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: あしたぐさ、はちじょうそう
廃棄部位: 基部 

あしたば(茎葉・ゆで)の食品成分

あしたば(茎葉・ゆで)の成分表 可食部100g当たり
[ 成分表 ] 単位: /100g
エネルギー 31kcal
水分 89.5g
たんぱく質 2.9g
アミノ酸組成によるたんぱく質
脂質 0.1g
トリアシルグリセロール当量
飽和脂肪酸
一価不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸
コレステロール (0)mg
炭水化物 6.6g
利用可能炭水化物(単糖当量)
水溶性食物繊維 1.4g
不溶性食物繊維 3.9g
< 食物繊維総量 > 5.3g
灰分 0.9g
ナトリウム 43mg
カリウム 390mg
カルシウム 58mg
マグネシウム 20mg
リン 51mg
0.5mg
亜鉛 0.3mg
0.13mg
マンガン 0.92mg
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール) (0)μg
ビタミンA(α-カロテン) 0μg
ビタミンA(β-カロテン) 5200μg
ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg
ビタミンA(β-カロテン当量) 5200μg
ビタミンA(レチノール活性当量) 440μg
ビタミンB1 0.07mg
ビタミンB2 0.16mg
ナイアシン(ビタミンB3) 0.8mg
ビタミンB6 0.10mg
ビタミンB12 (0)μg
葉酸(ビタミンB9) 75μg
パントテン酸(ビタミンB5) 0.45mg
ビオチン(ビタミンB7)
ビタミンC 23mg
ビタミンD (0)μg
ビタミンE(α-トコフェロール) 2.7mg
ビタミンE(β-トコフェロール) Tr
ビタミンE(γ-トコフェロール) 1.4mg
ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg
ビタミンK 380μg
食塩相当量 0.1g
アルコール
硝酸イオン Tr
テオブロミン
カフェイン
タンニン
ポリフェノール
酢酸
調理油
有機酸
重量変化率 100%
廃棄率 0%
 () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
別名: あしたぐさ、はちじょうそう
基部を除いたもの
ゆでた後水冷し、手搾りしたもの 
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