スズキには、ビタミンAやカリウム、EPA、DHAが多く含まれています。スズキは成長するにつれて脂がのっておいしくなるため、大きく太ったものがおすすめです。特に尾のつけ根がふっくらとしたものを選びましょう。

白魚には、カルシウムや葉酸、ビタミンEが多く含まれています。白魚は、青みがかった透明感とハリがあり、目が黒く澄んでいるものを選びましょう。半透明のものやにごりのあるものは熱を通すほうが無難です。

シマアジには、EPAやDHA、ビタミンB1・B6・Dが多く含まれています。シマアジは、小ぶりで体側の中央を走る黄色い線がはっきりしていて、体にハリのあるものを選びましょう。天然物は身がピンク色で、養殖物は白っぽいのが特徴です。

ししゃもは、大きく太って身が締まり、体色が鮮やかで表面がさらっとしているものを選び、腹が裂けたり破れたりしているものは避けましょう。ししゃもには、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄、ビタミンB2・E、ナイアシン、EPA、DHAなどが含まれています。

サヨリには、ナイアシンや亜鉛、EPA、DHAが多く含まれています。サヨリは、腹部の色が黄ばんで黒ずんでいるものを避け、目が充血しておらず、下あごの先が鮮やかな赤色をしているものを選びましょう。

フカヒレには、コラーゲンや鉄、亜鉛が多く含まれています。フカヒレは、皮をはいで売られているものは表皮がきれいに取り除いてあるものを選びましょう。同じ部位なら大きめで形の整ったものがベターです。

ニジマスには、カルシウムやビタミンB1、EPA、DHAが含まれています。ニジマスは、体表にぬめりが多く光沢があり、虹色の帯や斑紋が鮮明で、軽く押すと弾力のあるものがおすすめです。鮮度が落ちやすいため、保存の際は腐りやすいえらや内臓を取り除いてから冷蔵しましょう。

コチ（マゴチ）は雄性先熟魚で、雄から雌に性転換するのが特徴です。クセがなくあっさりとした味で、夏の高級魚として知られていますが、脂肪の含有量があまりない一方でタンパク質を多く含んでいるため、健康的な食材のひとつとなっています。コチには、EPAやDHA、ビタミンB6、カリウム、マグネシウム、亜鉛が多く含まれています。

鯉には、ビタミンB1やレクチンが多く含まれています。海産の白身魚に比べると養殖ゴイは脂質が多いものの、昔から母乳の出をよくするといわれるように、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。

金目鯛は旬である冬のものがおすすめです。体色の朱色が鮮やかで、目が金色に光っているものを選びましょう。金目鯛には、EPAやDHA、アスタキサンチン、コラーゲンが多く含まれています。

銀だらには、EPAやDHA、ビタミンA・D・Eなどが含まれています。銀だらは、鮮度が落ちているものほど体表がさらに黒く変化しているため、購入するときはできるだけ黒くないものを選びましょう。

キャビアはチョウザメの卵を塩漬けにしたもので、フォアグラ・トリュフと並ぶ世界三大珍味のひとつとされています。キャビアには、カルシウムや亜鉛、ビタミンB12、パントテン酸などが含まれています。