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アンチエイジング

抗酸化作用と抗酸化物質

最近、テレビを見てもインターネットをのぞいてみても、とにかくよく出てくる言葉に抗酸化作用という言葉があります。
抗酸化作用の強いニンニク
健康食品やサプリメントのコマーシャルに頻繁に使われる言葉なので、健康にも美容にもいいことなんだろうとは誰でもわかることです。日本では少子高齢化がすすみ健康への関心が高まると、どこでもそこでも抗酸化という声や文字があふれるようになりました。老化防止と関連付けて言われることも多いのでシニアも無関心ではいられない言葉です。

さて、この抗酸化作用というものは、なぜ美容や健康にいいのでしょうか?
抗酸化作用とは、読んで字のごとく酸化にあらがうこと、酸化を阻害することです。では一体何の酸化を妨げるのでしょうか?

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酸素の役割

ほとんどの生体は酸素を吸収して生命活動を維持しています。人間も酸素を吸って肺に取り込んだ後、血管の赤血球と結合して血流に乗って体中の細胞へ配分されます。酸素は筋肉、内臓、脳などの細胞の中で食品として摂取された食品と結びつきエネルギーを生み出し生命活動をサポートします。

酸素が余ると活性酸素に

ところが、体中に配分された酸素はすべて消費されるわけではなく余ってしまいます。その余った酸素を活性酸素といいます。またの名をフリーラジカル酸素です。

活性酸素の効果

活性酸素は強い攻撃力を持っており、感染症や食中毒菌などの細菌と戦い無力化する作用があります。免疫機能を高める働きをするのです。また、代謝作用の末に余った水素と結合して水となり体外へ排出します。

更に余った活性酸素の害

ところが、それでも余った活性酸素は、攻撃力が強いだけに人間の体にも悪影響を及ぼしてしまいます。活性酸素は、健康な細胞膜にある脂肪を酸化させて細胞の周りにまとわりつき細胞を劣化させます。

血管が劣化すれば動脈硬化や高血圧などが始まり、やがては脳梗塞や心筋梗塞にまで進行してしまいます。血液が劣化すればいわゆるドロドロ血となり血栓の原因になります。
脳細胞が劣化すれば、認知症などが始まってしまいます。関節や筋肉が劣化すれば、筋肉痛や関節痛なになります。肌が劣化すればシミやしわの原因になり、毛根が劣化すれば白髪や薄毛が始まります。内臓組織が劣化し、細胞の変異がおきれば腫瘍やがんに発展します。

このように考えていけば、世の中のいわゆる生活習慣病というもののほとんどに活性酸素の害が及んでいます。活性酸素の過剰な活動はすなわち老化なのです。

「更に余った活性酸素」に打ち勝つ抗酸化作用

抗酸化作用とは、この活性酸素の活動を抑制したり阻害したりする働きと、活性酸素によって発生してしまった過酸化物質を分解除去する働きのことです。抗酸化作用をもつ物質を抗酸化物質といいます。

体内で合成される抗酸化物質

SODやカタラーゼは過酸化物質を分解します。
グルタチオンペルオキシターゼは過酸化物質を除去します。

抗酸化ビタミン

ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンKなど

抗酸化ビタミン様物質等

コエンザイムQ10、尿酸、αリポ酸

ポリフェノール

セサミノール(ごま)、イソフラボン(大豆)、フラボノール(レタス、ブロッコリー、蕎麦)、ケルセチン(たまねぎ、オレガノ)、ケンフェノール(ニラ、大根)、フラバノン(レモンの皮)、アントシアニン(ブルーベリー、ナス、紫いもなど)フラバノール、フラバノール=カテキン(緑茶、紅茶、カカオ)ルテリオン(ミントやセージ、タイム)、ルチン(蕎麦)クロロゲン酸(コーヒー)、リグナン(ゴマ)、クルクミン(ウコン)

カロテノイド

フコキサンチン(ワカメ、ひじきなどの海藻類)、α−カロテン(緑黄色野菜)β−カロテン(緑黄色野菜)、リコペン(トマト、パプリカ)、ルテイン(トウモロコシ)、ゼアキサンチン(オレンジ、マンゴー)、カプサイシン(唐辛子)、アスタキサンチン(サケ、イクラ)

硫黄化合物

アリイン(にんにく、にら、ねぎ)

デザイナーズフーズピラミッド

アメリカ国立がん研究所ではガンを防止効果のある食品を効果が高い順にピラミッド型のリストを作りました。これは、すなわち抗酸化性の強さのリストでもあります。
デザイナーズフーズピラミッド

ピラミッドのトップはニンニクです。その下にはキャベツ、甘草(リコリス)、大豆、ショウガ、セリ科の植物(ニンジン、セロリ、パースニップ)と続いて上層部が終わります。

中層部にはタマネギ、茶、ウコン(ターメリック)、玄米、全粒小麦、亜麻、柑橘類果実(オレンジ、レモン、グレープフルーツ )、ナス科の植物(トマト、ナス、ピーマン)、アブラナ科の植物(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ)まどがあります。

下層部にはマスクメロン、バジル、タラゴン、カラスムギ、ハッカ、オレガノ、キュウリ、タイム、アサツキ、ローズマリー、セージ、ジャガイモ、大麦、ベリーがきます。

上層部や中層部に位置付けられた食品には日本の家庭の冷蔵庫に常備されている野菜があります。毎食この中の一品目を食べることにすれば、そこそこの抗酸化物質を摂取することができます。

さらに毎食一つの食材を食べるよりは多くの種類を食べた方が安全な食生活と言えますし、食べる楽しみもあります。
また、サプリメントなどである成分を単体で摂取するよりは食品として摂取した方が他の成分との相乗効果もあって抗酸化効果が大きいといわれています。

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