レンゲは「はちみつの王様」とも呼ばれ、日本人が慣れ親しんだ懐かしい味のはちみつです。ほのかな花の香が楽しめるクセのない甘みが人気となっています。
蜜源分類 | 草花 |
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結晶 | クリーミーで固まりやすい |
色 | きれいで淡い黄金色 |
味わい | まろやかな味でほんのり花の香 |
効果・効能 | 整腸作用、便秘解消、口唇の亀裂・あれ、栄養補給 |
有名な産地 | 中国、日本では岐阜県が有名(国産は希少) |
おすすめレシピ | そのまま食べるのがおすすめ。他にはパンやヨーグルトにかけたり、飲み物と一緒に。料理全般にも向いていて、甘味料として砂糖代わりにも。 |
レンゲ花はちみつの特徴
レンゲは中国原産の越年草で、マメ科ゲンゲ属に分類されます。正式和名は「ゲンゲ」ですが、花の姿が蓮の花に似ているので蓮華(レンゲ)あるいは蓮華草(レンゲソウ)と呼ばれています。
レンゲの花からとれたハチミツは、春の野花であるレンゲ独特のすっきりとした香りがほんのり残っています。
田んぼにレンゲ畑がたくさんあった昔は「はちみつといえばレンゲ」というくらい一般的なはちみつでした。東北以北のアカシアと関東以西のレンゲは、日本の2大はちみつとして名を馳せていたのです。しかし、レンゲ畑は年々減少し、かつては日本を代表する蜜源だったレンゲはちみつも、今では中国にその座を奪われています。
国産のレンゲは採蜜量がとても少なくなり、希少価値の高いはちみつとなっています。そのため、養蜂家が田畑の管理をし、レンゲの種まきから採蜜まで一貫しておこなっていることもあります。
レンゲは岐阜県の県花で、その花が春に咲くことから、採蜜シーズンの先陣を飾るはちみつです。ブドウ糖の割合が多いため、結晶が出来やすい(固まりやすい)という特徴があります。スプーンですくって食べやすく、そのまま舐めるのがおすすめです。
レンゲに代表されるはちみつの薬効と効果的な食べ方、色々な活用法については、次の記事で紹介しています。
レンゲはちみつのおすすめ4つ
昔ながらの、あっさりとした自然の甘味が欲しくなったら、迷わずレンゲはちみつです。
おすすめ1
里山のれんげ蜂蜜(山田養蜂場)
希少となった国産レンゲの中でも、特に高級な山田養蜂場のはちみつ。やさしく上品な甘みと、口あたりのよさ、まろやかな風味が楽しめます。
おすすめ2
九州産 レンゲ蜂蜜(かの蜂)
国産のレンゲはちみつとしては、買いやすい値段です。はちみつ専門店の蜜匠【かの蜂】は、福岡にある鹿野養蜂園の直営ショップのようです。(世界のはちみつも取り扱っています。)非加熱で100%天然の純粋はちみつなので安心感があります。
おすすめ3
中国産レンゲはちみつ(藤井養蜂場)
たっぷり大容量でリーズナブルなレンゲはちみつです。甘味料として料理に使うのも良いと思います。中国産ですが、藤井養蜂場が産地に足を運び、中国の養蜂家に直接技術指導をして生産したはちみつだそうです。藤井養蜂場は福岡に本社・工場があり、鹿児島と北海道に蜂場を持っています。
おすすめ4
レンゲのハチミツ(サクラ印)中国産
スーパーでもお馴染み、サクラ印のはちみつ。サクラ印は(株)加藤美蜂園本舗のブランド名です。こちらも中国産なだけに、お手頃価格となっています。はちみつ切れが良く、使いやすいボトルに入っています。