食の知識&健康

恐るべし酵素パワー! 夏きゅうりの脂肪燃焼効果とは?

きゅうりは栄養無い…なんて思い込んでいませんか?ダイエット願望を持ちながらも、脂っこい食事や甘い物がやめられない人は必見!「きゅうり」さえ食べれば、その暴飲暴食がなかった事になるかも・・・!?

世界一低栄養価はウソだった?

夏に大活躍のきゅうり毎年ゴールデンウィークを過ぎると、急激に安くなる野菜、それが『きゅうり』です。それもそのはず、きゅうりの旬は6月から9月で、まさしく夏野菜なのです。

1年中いつでも、どこででも、お手頃価格で購入出来るように見えるきゅうりですが、季節外れに市販されている物は全てハウス栽培です。それに対し、夏場に出て来る物は露地栽培の物が多数紛れ込んでいます。そして、この屋外育ちのきゅうりは、温室育ちのきゅうりの2倍ものビタミンCを含んでいるのです。

とは言え、きゅうりは、“世界一栄養価の低い果菜類!”として、なんと、ギネスブックにも登録されています。その理由は、全体の90%以上が水分で、含まれているのは「ビタミンC」と「カリウム」、それに「βカロチン」だけだからとの事。

確かに、世界一栄養価の高い果実と言われる「アボカド」は、ビタミンAから始まり、ビタミンB1・B2・B6、さらに、ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・・・と、ビタミンだけでも10種類。また、11種類のミネラルと、その他多くの栄養素を含んでいます。それに比べればきゅうりなんて、ただの水の塊のように見えるのも致し方ないかも知れません。

ですが、きゅうりの栄養価の低さがギネスに認定されたのは1987年、日本はまだ昭和の時代でした。そのため、その後に様々な機関で様々な研究がされ、今やきゅうりは、“決して栄養価の低い野菜ではない!”という事が明らかになっています。

事実、きゅうりには、タンパク質も炭水化物も、カルシウムもリンも、食物繊維も含有されているのです。さらに、ビタミンだって、Cの他、B6もKも含まれています。そして忘れてならないのがβカロチン!! これは人の体内でビタミンAに変身する物質です。

そんなきゅうりは水分が多く、おまけに、1本食べれば、1日に必要なカリウムの1割を賄う事ができます。そのお陰で、体を冷やすとともに、優れた利尿作用で体温調整をしてくれるのです。即ち、きゅうりは夏場に出るべくして出て来た野菜であると言えるでしょう。

きゅうりのダイエット効果

新学期や新年度がスタートして一段落すると、「何とか痩せたい!」あるいは「これ以上は太りたくない」と思われる方が続出します。薄着になると同時に、体型が気になりだす人がいかに多いか!? きゅうりは、その悩める人々の救世主となるべく、初夏に実る野菜になったのかも知れません。

前述の通り、きゅうりは90%以上が水分ですから、これ以上ない低カロリー果菜!! 1本まるごと食べても、たった14キロカロリーほどです。しかも、高い利尿作用を持ち、老廃物をどんどん排出してくれるデトックス野菜でもあるのです。そしてさらに、内に秘めた2つの酵素パワーにより、余分な水分だけにとどまらず、余分な脂肪まで処理してくれるのですから見逃せないでしょう。

きゅうりに含まれる1つ目の酵素、それは、「ピラジン」と呼ばれる香草成分です。実はきゅうりが青臭いのは、何を隠そう、この酵素の仕業!! ですがその一方で、血液をサラサラにしてくれる作用を持ち合わせています。即ち、血行改善とともに代謝を上げ、効果倍増のデトックスが期待できるのです。

そして、2つめの酵素が「ホスホリパーゼ」! 実はこの酵素は別名“脂肪分解酵素”と呼ばれ、その名の通り、脂肪を分解させ、燃焼させる作用を持っているのです。きゅうりをしっかり食べる事により、多少の暴飲暴食はフォローできる事になるでしょう。

ただし、きゅうりの恩恵をフルに被るためには、いくつかのルールがあります。それを守らなければ、無駄に消費するだけにもなりかねないので要注意!

まずは何はともあれ、食べ過ぎたからきゅうりを食べるのではなく、食べ過ぎそうだからきゅうりを食べるのが絶対です。また、最低でも1人1本が鉄則で、すでに太り気味の方は、2本食べてもいいでしょう。

すりおろしきゅうりで痩せる!

きゅうりがダイエットに一役買ってくれるのは、ピラジンとホスホリパーゼという酵素のWパワーに他なりません。ですから、酵素を破壊するような食べ方をしたのでは、2本食べても3本食べても無駄な努力です。必ず生で食べるのが絶対条件!!

ただし、ホスホリパーゼが格納されている細胞を破壊する事により、内部のホスホリパーゼまで引きずり出し、速攻で活動させる事ができます。そこで、輪切りや千切りではなく、思い切ってすりおろすのがポイント! それも、刃の尖った金属製のおろし金で容赦なく、しっかりすりおろしましょう。

そして、すりおろしたら、すぐに食べるのも大事です。何しろ酵素は、放置しておくと、あっという間に酸化して効力が衰えます。ですので、きゅうりおろしが出来上がったら、ドレッシングやポン酢などを掛け、とっとと完食する事で、後は安心して肉や魚、炭水化物を食べられるようになるという訳です。

実は、このドレッシングやポン酢を掛けるというのも重要で、これにより、きゅうりの大きな弱点である「アスコルビナーゼ」という酵素の働きを抑える事が出来るのです。このアスコルビナーゼという酵素は、ビタミンCが大嫌いで、接触すると次々と破壊してしまいます。そのため、アスコルビナーゼを含むきゅうりや人参をサラダに入れる場合は、レモンやお酢のような酸を加え、抑制させる必要があるのです。

いかがでしたか?
今回は、食べて脂肪燃焼、身近な夏野菜「きゅうり」の恐るべしパワーについてご紹介しました。
「痩せたい」「太りたくない」とは思いながらも、ついつい食べ過ぎてしまう脂っこい物や甘いもの。その暴飲暴食を帳消しにしてくれるような食材があったら嬉しいという願いも、これで叶いそうですね。
<ライター:健康通(けんこうどおり)>

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