食事をおいしくするうえで大切な塩味も、摂りすぎれば心臓・脳の血管・腎臓などに負担をかけます。かといって、ただ我慢するのではつらいだけですよね。そこで、無理なくおいしく減塩するためのコツをご紹介します。
うまみをプラスする
だしのきいた料理は薄味でもおいしくなります。塩味をつける前にうま味を加えましょう。
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だしが出る食材
魚・肉・干ししいたけ・切干大根・海藻・きのこ・貝など
利用例
- 水戻しした切干大根を刻んでハンバーグのタネに混ぜ合わせれば、うまみがプラスされ、カロリーダウンにつながります。戻し汁もタネやソースに加えると味に深みが増します。
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冷凍したきのこを根菜汁に加えて調理すると、きのこのうま味が増し、醤油や味噌などの塩分を抑えられます。
スパイス・香味野菜を活用する
塩や醤油の代わりにスパイスや香味野菜を使うと、料理の味が引き締まります。
おすすめのスパイス・香味野菜
- コショウ・カレー粉・山椒・七味唐辛子・わさび・マスタード
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ねぎ・青じそ・ショウガ・ミョウガ・ローズマリーなどのハーブ類
利用例
- 唐揚げの下味にコショウと山椒を利用すれば、塩分を抑えられます。
いろいろな酢を活用する
塩分を減らして酸味をプラスすると、味を補ってほどよい仕上がりになります。
活用できる酢
米酢・玄米酢・黒酢・りんご酢・ワインビネガー・バルサミコ酢など
利用例
- コンソメスープに、醤油を少なめにして酢を加えると、ほどよい酸味のきいた仕上がりになります。
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焼き魚に醤油をかける習慣をお酢に変えましょう。酸味が塩味を引き立て、少ない塩気でもおいしく感じられます。
プラス発想で楽しく!
「塩を引く」というより「うま味や香味、酸味を足す」という発想で、楽しみながら減塩しましょう。