食事はバランスよく規則的に摂ることが基本ですが、それに加え、老化の原因となる活性酸素による酸化も防ぐには、抗酸化力を強化する食材を効率よく取り入れることが大切です。
目次
抗酸化力成分が多く含まれる野菜
抗酸化力成分には、ビタミンA・C・Eのほか、カテキン・クルクミン・クロロゲン酸などのポリフェノールや、サポニン、アリシンなどの成分があります。これらの成分が多く含まれている食品を積極的に摂取し、抗酸化力を高めて動脈硬化や生活習慣病になりにくい体を作ることが肝心です。
特に抗酸化力の高い野菜には、アスパラ・ほうれん草・なす・サニーレタス・ブロッコリー・キャベツ・にんじん・玉ねぎ・黄ピーマンなどがあります。
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抗酸化力は魚類にも豊富
また、野菜だけでなく、ビタミンEやアスタキサンチンを多く含む、紅鮭・ブリ・マグロなどの魚類も、上記の野菜と同程度の抗酸化力が計測されています。
主菜には抗酸化力の高い魚、副菜には抗酸化力の高い野菜を上手に組み合わせ、バランスのとれた食生活を心がけましょう。
抗酸化力アップのための注意点
ただし、抗酸化力アップを目指すには、次の点に気をつける必要があります。
料理に使う油の酸化に注意
オリーブ油などの植物油を使用。また、なるべく空気に触れない保存方法を工夫し、長期保存は避ける。
悪玉コレステロールを減らす
酸化による動脈硬化促進などを最小限に抑えるためにも、コレステロールが多い食品(卵黄・魚卵・ししゃも・イカ・タコ・エビ・乳製品など)の摂りすぎに注意。
紫外線の浴びすぎに注意
紫外線の浴びすぎは、シミ・シワ・皮膚ガンの原因になることも。陽射しの強い日は、特に皮膚や目などの紫外線対策を。
カロリーや塩分と同じように注目
スローエイジングのためには、カロリーや塩分などのように、抗酸化力にも注目して食材を選ぶことが大切です。