オリゴ糖とは、糖質の最も小さい単位である単糖類が2〜20個結びついたものの総称で、「オリゴ」は「少ない」という意味です。
食べ物から十分な量を摂ることはできない
オリゴ糖には、ほとんど消化吸収されないまま大腸まで到達するタイプのものがあり、近年こうした難消化性のオリゴ糖の健康機能が注目されています。難消化性のオリゴ糖には、フラクトオリゴ糖・ガラクトオリゴ糖・パラチノース・トレハロースなどがあり、これらのオリゴ糖は特定保健用食品に認定されています。
オリゴ糖は、野菜や果物、牛乳に少量含まれていますが、少ないという意味を持つ物質だけに、食べ物からは健康効果を期待できるほどの量を摂ることはできません。オリゴ糖として食品に添加されているものは、人工的に作られたものです。
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便秘の改善による美肌効果も
オリゴ糖は、自らを善玉菌のエサになることで腸内環境を改善します。腸内環境が改善されるとぜん動運動も活発になり、便秘の改善や予防にも有効です。また、便とともに老廃物が排出され、血液がきれいになるので美肌効果もあります。
ただし、多量に摂取すると腹痛や下痢を引き起こすので、注意が必要です。
砂糖の代替品として
オリゴ糖は、砂糖に代わる低エネルギー甘味料として幅広く利用されています。砂糖に比べて甘味は弱いものの、血糖値や中性脂肪値を上昇させにくくする効果があるため、糖尿病患者の治療食としても活用されています。
また、虫歯の発症を抑える作用もあり、いろいろな加工食品への利用が拡がっています。
手軽に摂るならオリゴ糖&黒酢の健康ドリンクで
オリゴ糖と黒酢を組み合わせると、優れた健康飲料になります。黒酢のクエン酸には疲労回復効果があり、オリゴ糖は腸内環境を整えます。
ただし、飲みすぎは腹痛や下痢の原因になるので禁物です。