食の知識&健康

チアシードとバジルシードの違いを比較!ダイエット効果はどっちが上?

チアシードとバジルシードはどちらも水に浸すと膨らんで、食べると満腹感を得られることから、ダイエットに効果的です。食べ方なども似ていますが、含まれる栄養成分には少し違いがあります。

  チアシード バジルシード
1日推奨摂取量 10g 10g
カロリー(10g中) 50kcal 10kcal
タンパク質 2.0g 1.2g
食物繊維 3.8g 5.4g
オメガ3 2.1g 1.0g
食べ方 水でふやかす 水でふやかす
吸水膨張率 10〜12倍 30倍
吸水時間 10〜12時間 20分
食感 プチプチ じゃりじゃり
食べやすさ
入手しやすさ
人気度 ◎◎
原産 南米 東南アジア
価格(200g) 1,000円前後 1,000円前後

ポイント

  • カロリーが少なく、豊富な食物繊維(グルコマンナン)のダイエット効果を望むならバジルシード
  • 食物繊維だけでなく、オメガ3やアミノ酸などの健康効果と栄養バランスを望むのならチアシード
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チアシード

チアはメキシコ中南部からグアテマラが原産のシソ科アキギリ属の一年草です。チアシードはこのチアの種子で南米ではごく一般的な食品です。

1㎜程度の大きさの種子で一つの種子に茶、黒、白などが入り混じっています。種子は水分を吸収すると10〜12倍程度に膨らみます。南米の人々は、チアシードを飲み物に入れて、膨らんだ種子のゼリー状の食感を楽しんでいます。

チアシードは食物繊維、αリノレン酸、アミノ酸、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。特にαリノレン酸は約30%程度にも及びます。
100g中のカロリーは500kcalです。

バジルシード

バジルはイタリア語ではバジリコと呼ばれイタリア料理にはなくてはならないハーブです。チアと同じくシソ科の植物で原産地は、インドから熱帯アジア、バジルは多年草です。
(ちなみにオメガ3脂肪酸(αリノレン酸)を多く含む油として話題になったエゴマ油はエゴマの種子から採る油ですが、エゴマもシソ科の一年草です。)

バジルシードはバジルの種子で水分を吸収すると30倍程度にも膨張します。バジルシードもチアシードと同じく飲み物に入れてそのプルンとした食感がアジアの人々に愛されています。

成分は食物繊維、αリノレン酸、ビタミンK、ミネラルなどです。
バジルシードの100g中のカロリーは100kcalです。
バジルシード 500g(LOHAStyle)農薬不使用栽培

ダイエット効果

チアシードやバジルシードが水分を吸収すると膨らむのはグルコマンナンと呼ばれる食物繊維で、こんにゃくに多く含まれることが知られています。
近年は、ダイエットサプリとしてグルコマンナンの粉末なども販売されています。グルコマンナンが胃で水分を吸収して膨らむので、少しの食事で満腹感を得られるので食事量を減らすのに有効なのです。

チアシードやバジルシードも、膨張することによって食事の量を減らす効果でダイエット食品として人気を集めているのです。また、グルコマンナンは食物繊維なので食事量を減らすだけではなく整腸作用や便秘解消にも非常に有効です。

チアシードやバジルシードは栄養豊かなダイエット食品として注目されていますが、食べ方によっては十分に効果を発揮できません。

食べ方

チアシードにしてもバジルシードにしても食べる前に水に浸してゼリー状(シードゼリー)にしてから食べます。

  • チアシード1に対して水10〜12の割合で水にチアシードを入れて約12時間置きます。
  • バジルシードはバジルシード1に対して水30の割合で20分程度置きます。

毎日適量のシードゼリーを作っておいて、適宜利用する方法がおすすめです。

乾燥状態のまま食べるのはとても危険です。
体内で水分を吸収して膨張すればそれはそれで非常な膨満感に苦しむことになります。量によっては命の危険もあります。実際にチアシードが胃の中で膨張して食道がふさがれてしまって窒息状態で病院に搬送されるという事故が起きています。

ここまでの大事故にならなくても、チアシードが十分戻るには12時間を要するわけですから、乾燥状態のまま食べるとほとんど消化されずに排せつされてしまう可能性もあります。これでは、食欲抑制効果も上がらず、また便秘解消効果も上がりません。

肥満の原因になる食事では、
①基本的に大食漢で全体に食べる量が多いタイプ
②一度の食事は普通なのに間食が多いタイプ
③食事の内容が脂肪と炭水化物に偏っているタイプ
があります。

①のタイプの場合は毎食、一番先にシードゼリーを食べます。
②の場合には間食をシードゼリーが混じったものに置き換えます。
③の場合には、基本的に食事のメニューを立て直す必要があります。シードゼリーの効果は食事量を抑えながら便通を整えることで、栄養バランスを整えることは難しいのです。

おすすめはホットケーキやケーキなどの粉類にシードゼリーを混ぜる方法です。パウダーにしたシードを利用すれば、プチプチ感がなくなります。粉類の量を減らすことができるので糖質制限に有効です。この場合にも完全に膨張した状態のものを調理します。シードには脂肪分があるので調理するときに使うバターなどのオイル類は減らした方が効果的です。

間食に甘い飲み物を飲んでしまう場合にはシードゼリーを入れると飲み物の量を減らすことができます。間食が多い人なら、間食用にチアシードやバジルシードを混ぜ込んだヨーグルトやドリンクを用意して間食の量を減らします。

チアシードもバジルシードも脂肪分がありますから、ヨーグルトやミルクに混ぜるなら、脂肪分ゼロのヨーグルトやミルクを選びましょう。

窒息に注意
また、グルコマンナンのゼリーはのど越しがいいので、ついつるっと飲んでしまってのどを詰めて窒息するような事故も起こっています。

オイル過多に注意
オイルを多く含む食品だということを忘れてはいけません。

従来通りの食事をして、チアシードやバジルシードを食べれば、油の摂取量が増えてしまい、カロリーオーバーとでかえって太る要因になります。チアシードやバジルシードを摂る時には、普段よりも油の少ない食事をしないとせっかくのチアシードやバジルシードのダイエット効果が期待しにくいのです

食べ過ぎに注意
よく膨らむということはたくさん食べてはいけない、食べられないという意味です。

チアシードやバジルシードが栄養豊富とはいっても摂取できる量と栄養は少量です。三度の食事で必要な栄養を摂取しないと健康を害する恐れがあります。チアシードやバジルシードを利用するときには、基本的な食事の栄養をバランス整える必要があります。

健康的なダイエットでは、必要な栄養のバランスをとりながら食事量を減らしていきましょう。

栄養  食物繊維  グルコマンナン  オメガ3
食品  チアシード

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