バターケーキは冷蔵すると硬くなり、乾燥して香りを失ってしまうため、室温保存が鉄則です。したがって、冷蔵が必要なクリームチーズやアイシング、カスタードクリームなどはデコレーションに不向きです。

パイ生地を上手に作るためには多少の熟練を要しますが、最近では冷凍のパイ生地も市販されているため、家庭でも短時間で簡単にパイを作ることが可能となっています。

ドーナツは、日本では専門店のほかスーパーやコンビニでも販売されていますが、ホットケーキミックスやドーナツ専用のドーナツミックスなどを使えば、家庭でも比較的簡単に作ることができます。

デニッシュは、チョコレートや砂糖などをトッピングしたり、ジャムやカスタードなどを詰めたりする菓子パンですが、近年ではベシャメルソースやトマトソース、マヨネーズなどと具を乗せて焼いた調理パンとしても多く流通しています。

チーズケーキとはチーズを使って作るケーキのことをいい、大まかな種類としては、温製のベイクド・チーズケーキと湯煎焼きのチーズスフレ、冷製のレア・チーズケーキに分けられます。

日本では、スポンジケーキを土台にして、ホイップクリームを外装とつなぎに、イチゴを味付けに使ったものをストロベリーショートケーキといい、一般にはショートケーキともいいますが、英語圏では、このタイプのショートケーキはレイヤーケーキと呼ばれることが多くあります。

スポンジケーキの生地の種類は作るときの卵の泡立て方によって異なり、共立て法で作るパータ・ジェノワーズと別立て法で作るパータ・ビスキュイに分けられます

シュークリームという名称は、フランス語でキャベツを意味するシュ（chou）と英語のクリーム（cream）からなる和製外来語で、丸く絞り出して焼いた生地を結球したキャベツに見立ててこう呼ばれています。

メロンパンはパン生地の上に甘いビスケット生地またはクッキー生地を乗せて焼いた、日本発祥の菓子パンです。主に紡錘形のタイプと円形のタイプ、それ以外の形のタイプに分かれます。

チョコパンといえば、日本では一般的にチョコレートクリームを使用したものや、生地にチョコレートを練り込んだものなどを指しますが、海外では、パン・オ・ショコラのようにバトンチョコレートやチョコチップを入れたものが多く、日本のものとは大きく異なります。

惣菜パンのなかでも高い人気を誇るカレーパンは、スーパーやコンビニなどで大手メーカーの製品が販売されているだけでなく、市中のパン屋の名物商品となっていることも多くあります。

日本ではパンの仲間とされている揚げパンですが、海外では、種類によってはドーナツに近い菓子の仲間として扱われる場合があります。