チーズに含まれるカルシウムは非常に多く、タンパク質と結合しているため、消化吸収率が高いのが特長です。また、鉄結合ラクトフェリンやカゼインリンタンパクという生体防御機能を高める成分が含まれています。ビタミンA・B1・B2やナイアシン、リンも含まれています。

リコッタチーズは、タンパク質を浮かび上がらせて凝固物をチーズクロスに包む生成過程から、タンパク質チーズと呼ばれることもあります。乳糖が多く脂肪分が少ないため、ほのかに甘くさっぱりしており、裏ごしした豆腐のような食感が特徴です。カルシウムやビタミンB2なども含まれています。

やぎのチーズは何千年も作られてきているチーズで、世界最古の乳製品のひとつと考えられています。熱すると柔らかくなりますが、牛のチーズのように溶けることはありません。やぎのチーズには、カルシウムやビタミンB2などが含まれています。

モッツァレラには、豊富なカルシウムが含まれています。脂質や塩分はプロセスチーズよりも少なめです。そのまま食べるのはもちろん、味や香りにクセがないため、パスタやピザ、グラタンなどの料理に広く使われます。

マスカルポーネには、カルシウムやビタミンB2などが含まれています。マスカルポーネチーズは日本ではティラミスの材料として有名になり、チーズケーキなどのお菓子の材料として高い人気を誇っています。

ブルーチーズは、牛乳または羊乳をもとに作られるナチュラルチーズの一種です。アオカビによって熟成を行いますが、用いられるアオカビはブルーチーズの種類によって異なります。栄養価としてはカルシウムやナトリウムなどが含まれています。

パルメザンチーズには、カルシウムやビタミンB12などが含まれています。賞味期限が近くなったものは冷凍保存も可能ですが、保存中にカビが生えてしまったものの摂取は避けるのが無難です。

チェダーチーズには、カルシウムやビタミンB12などが含まれています。チェダーチーズはプロセスチーズの原料にもなっており、そのまま食べるほか、サンドイッチやサラダ、トースト、グラタン、パスタなどに利用できます。

ゴーダチーズには、カルシウムやビタミンB12などが含まれています。。マイルドな味わいで、日本では比較的広く親しまれており、チェダーチーズと並んでプロセスチーズやスライスチーズの主原料として用いられています。

クリームチーズには、ビタミンAやビタミンKなどが含まれています。穏やかな酸味とバターのようななめらかさが特徴で、パンやベーグルに塗って食べたり、チーズケーキの材料として利用されます。

カマンベールチーズには、カルシウムやセレンなどが含まれています。白カビを生やして作るカマンベールチーズですが、賞味期限が切れていたり、保管中にカビが生えたりした場合は安全なカビでない可能性があるため、食べないほうが賢明とされています。

カッテージチーズには、ビタミンB2やビタミンB12などが含まれています。加熱殺菌されていないカッテージチーズは食中毒菌を含んでいる可能性があるため、妊娠中の摂取は避けるのが無難です。また、子どもの離乳食に用いる場合は、加熱処理したものを与える必要があります。