寒天茶は粉末状にした寒天(粉寒天)をお湯に溶かして飲むお茶です。寒天の原料は天草やオゴノリといった海藻の一種で、ビタミン・ミネラル・カルシウムなどが豊富に含まれています。
寒天茶がダイエットによいといわれる理由とは?
寒天茶にダイエット効果があるといわれているのは、寒天に多く含まれる食物繊維が便秘解消に役立つほか、満腹感を得ることにより食事の量が減るということが根拠となっているようです。また、これにより糖尿病予防にも有効と考えられています。
寒天茶のおいしい飲み方
寒天自体に味がないため、粉寒天をお好みの飲み物に混ぜるだけで手軽に楽しめます。お好きなお茶にティースプーン山盛り1杯(約3g)の粉寒天を湯のみに入れて約90℃のお湯を150~200ml注ぎ、すばやくかき混ぜて飲みます。
飲むベストタイミングは?
ダイエット効果を期待して寒天茶を利用する場合は、食事をとる10分ほど前に飲むと満腹感が得られ、食べすぎ防止が期待できます。
このようにいいことずくめのように見える寒天茶ですが、実は飲み方によって逆効果となってしまう場合があるので注意が必要です。食物繊維を多く摂ると胃の中で大量の水分を吸収するため、水分のとり方が少ないとかえって便秘することがあります。
また、食物繊維は消化に時間がかかるため、胃腸の働きが緩慢な場合はかえって胃腸が処理に困ってしまうのです。そのため、使う粉寒天の量は100対1、つまりお湯約100mlに対し粉寒天1gという割合を限度とし、これ以上の濃度にしないことが肝心です。