ガルシニアはインドや東南アジアに生育するオトギリソウ科の植物で、正式名称をガルシニア・カンボジアといいます。ダイエット原料の知名度としてはギムネマ・シルベスタなどと並んでトップクラスを誇り、サプリメントやドリンクなどによく配合されています。
マンゴスチンの仲間で、その果皮は、古くからカレーなどの調味料に用いられてきました。
なんといってもダイエット効果
ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸（HCA）が脂肪の合成を阻害し、メタボリック症候群の解消やダイエットをサポートするといわれています。また、食後の血糖値の下がり方を緩やかにする効果もあるため、満腹感を維持し、食べすぎを防いでくれると考えられています。
ガルシニアの特筆すべき特徴は、次の２つといえます。
- 脂肪の蓄積を妨げる
- 食欲を抑える
そのため、肥満や食べ過ぎなどに対処するダイエット食品として注目されています。
HCA（ヒドロキシクエン酸）とは？
ガルシニアの乾燥果皮から取り出される酸味成分がHCA（ヒドロキシクエン酸）です。HCAは、次のような効能があります。
- 糖質の吸収を穏やかにする
- 食後の血糖値を上げ過ぎないようにする
- 食後の血糖値の下がり方を穏やかにする
このHCAの効果により、糖質による肥満を予防するとともに、空腹感が起きにくくなり間食が減るのです。
ガルシニアを効果的に摂取するには？
日本では、ガルシニアの果実を入手することは困難なため、サプリメントで摂取するか、ガルシア茶で飲む方法が考えられます。
ガルシニア自体、普通に食されている果実ですので副作用のリスクは少ないのですが、サプリメントに抵抗のある人には、お茶として飲む方法をお勧めします。
ガルシニア茶の淹れ方
お茶で飲む場合は、ノンカフェインです。
やかんで煮出す場合
やかんに600mlの水とティーバッグ1袋または大さじ1～2杯の茶葉を入れ、沸騰したら弱火にし、8分程度煮詰めます。
水出しで淹れる場合
1400mlの水にティーバッグ1袋を入れ、40分程度冷蔵庫で寝かせます。
ガルシニア茶をダイエットに活かす飲み方
ガルシニア茶を飲むことがダイエットの成功につながるかどうかについては個人差がありますが、次の点を心がけて効率を上げることは可能です。
同時に運動も行なう
ガルシニアは30分～1時間以内に体内へ吸収されるため、運動開始前にガルシニア茶を飲むのがおすすめです。
食前・食後に飲む
満腹感を得て食事の過剰摂取を防ぐためにも、食前にガルシニア茶を飲むようにしましょう。また、食後にも摂取することで血糖値の上昇が緩やかになり、その後の空腹な時間も減らすことができると考えられています。
トウガラシを使った料理と一緒に
脂肪燃焼効果があるとされるカプサイシンを多く含むトウガラシはガルシニアと相性のよい食品といわれているため、トウガラシ入りの料理と一緒にガルシニア茶を飲むのも有効と考えられます。
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健茶薬醍醐のガルシニア茶
ガルシニアは、古くから民間薬として利用されています。ガルシニア茶は、強烈な酸味が特徴です。ステビアを入れることで後味がすっきりし、レモンをかじったような味わいになります。
＜肥満予防効果＞
ヒドロキシクエン酸（HCA)には、脂肪の合成を抑える働きがあり、肥満を予防する効果があります。また、運動前にガルシニアを摂取すると、脂肪を燃焼しやすくする効果があるといわれています。これは、ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸が、エネルギーをつくる際に必要な脂肪酸を体脂肪から補おうとするため、体脂肪の分解が促進されたと考えられます。脂肪の合成を抑え、さらに燃焼しやすくするという効果を併せ持つことから、ガルシニアはダイエット食品の原材料としても利用されています。
＜食欲を抑える効果＞
ガルシニアに含まれるヒドロキシクエン酸は、肝臓のグリコーゲンの合成を促進する働きがあります。グリコーゲンは食欲を左右する物質だといわれており、ガルシニアを摂取することによってグリコーゲンの貯蓄量が増加し、血液中のブドウ糖の濃度が安定するため、ガルシニアには食欲を抑える効果があります。また、満腹中枢を刺激し、空腹を感じにくくする働きがあります。
＜コレステロール値を下げる効果＞
ガルシニアは、血液中に増えすぎたコレステロールを減少させる効果があり、生活習慣病や動脈硬化の予防に役立ちます。
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「共栄 ガルシニア減量茶」は、後発酵茶(プーアル茶)にガルシニア、乳酸カルシウム、キダチアロエ粉末をブレンドした健康茶です。
ガルシニアは、体内で炭水化物をグリコーゲンに変えるはたらきをします。
楽天市場で人気のガルシニア
ガルシニア(Garcinia)ハーブティー
ガルシニアの乾燥果皮です。スリランカカレーなど、スリランカ料理を作るのに使えます。
ガルシニア茶には独特の酸味があり飲みづらさを感じる場合もあるかと思いますが、通常はプーアール茶などさまざまなお茶や成分とブレンドしたものが販売されています。ただし、ガルシニアの一日の摂取量は500～1000mg程度といわれており、ガルシニア茶でいえば1～2杯程度で十分な量となりますので、くれぐれも過剰摂取をしないように注意しましょう。
また、病気療養中の方やアルツハイマーの方、痛み止めなど普段常用していない薬を服用中の方などには適していないと考えられているほか、まれに体質に合わないという方もいます。異常がみられた場合はすぐに摂取を中止し、症状がひどければ医師に相談することをおすすめします。
