マテ茶は南米に自生するイェルバ・マテの葉から作られるお茶です。インカ帝国以前より1000年以上も飲まれており、野菜栽培が困難な南米において「飲むサラダ」と呼ばれ親しまれています。また、東洋茶・西洋茶と並んで「世界三大茶」のひとつとされています。
マテ茶の種類
日本茶に緑茶とほうじ茶があるように、マテ茶の茶葉にもグリーン・マテ(緑マテ茶)とロースト・マテ(黒マテ茶)があります。グリーンの場合は多少の青臭さと強い苦味があるのに対し、ローストは焙煎によって青臭さが消え、香ばしい風味が付加されています。ローストは主に水出し用として使われます。
「飲むサラダ」と呼ばれる理由
マテ茶は、野菜栽培が困難な南米の人々に不足しがちな栄養素であるビタミン(B1・B2・Cなど)やミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウムなど)を豊富に含んでいます。
幅広い美容・健康効果
ビタミン・ミネラル以外にもクロロフィルなどのさまざまな栄養素を含んでいるため、ダイエット・美肌づくり・眼精疲労の改善・心機能の改善・肝硬変の予防・腎機能の活性化といった効果が期待できるといわれています。
マテ茶の飲み方
伝統的な飲み方
茶器に容量の1/2または3/4程度の茶葉を直接入れ、水または70〜80℃のお湯を注ぎます。ここに先端に茶こしがついた専用のストローを差し込み、抽出液を飲みます。砂糖を入れて甘味を加える飲み方が一般的で、スパイスや薬草・ハーブなどを混ぜて風味を加えたり、牛乳を加えたりする飲み方も広く行なわれています。気温が高い地域では水出しで飲まれることが多くあります。
近年の飲み方
近年ではティーポットで淹れて抽出液のみをカップに注いで飲むケースが多く、ティーバッグも普及しています。しかし、伝統的な方法で淹れるほうが、漉しきれない細かい茶葉が抽出液とともに口に入ってくるため、マテ茶の栄養成分を効率よく取り込むことが可能となっており、最も理に適っているといわれています。
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マテ茶は日本では永らくマイナーなお茶でしたが、2012年に日本コカ・コーラから「太陽のマテ茶」が販売されたことにより、徐々に認知度が高まってきています。近頃野菜不足を感じているという方は、「飲むサラダ」と呼ばれるこのマテ茶を一度試してみてはいかがでしょうか。