バナバは熱帯・亜熱帯に広く自生するミソハギ科の常緑樹で、和名をオオバナサルスベリといいます。バナバ茶は、フィリピンでは1000年以上も前から民間薬として広く愛飲されています。
血糖値を下げて糖尿病予防&ダイエット
バナバ茶の主成分であるグリコース・グリコキニン配糖体が血糖値を下げる働きをするといわれています。また、血糖値を下げることでダイエットにも有効と考えられています。
豊富なミネラルがさまざまな病気・症状を予防
ミネラルが不足すると、骨粗鬆症・偏頭痛・肌荒れ・貧血・糖尿病・肥満・睡眠障害・疲労蓄積などさまざまな悪影響が生じます。バナバ茶には人間の活動に不可欠なミネラルが豊富に含まれているため、毎日飲むことで安定的にミネラルを摂取することができるといわれています。
バナバ茶のおいしい飲み方
やかんで煮出す場合は、水1リットルにつき大さじ1~2杯の茶葉をやかんに入れ、沸騰後泡が吹き出さない程度のとろ火で水が半分ほどになるまで煮詰め、好みの濃さで飲みます。急須の場合は大さじ1~2杯の茶葉を入れて熱湯を注ぎ、好みの濃さになるまで2~3分蒸らしてから飲みます。
食前や食事中に飲むことで糖の吸収を和らげ、血糖値の急上昇を防ぐ効果が高まるといわれていますが、大量に飲むと低血糖状態となり、めまいや疲労感などをおぼえることがあるため、一度にたくさん飲まず、一日数回に分けて飲むようにしましょう。
このように体にいいことばかりのバナバ茶ですが、血糖値降下作用があることから、大量摂取だけでなく血圧降下剤との併用も避けるべきとされています。また、妊娠中や授乳中の女性も摂取を控えたほうが無難です。糖尿病を患っている方やアレルギー体質の方は、飲む前に医師に相談するようにしましょう。
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