サミー(SAMe)の効能 効果と注意点

サミー(SAMe)は、うつ病や関節炎、肝機能への効果が判明した栄養素です。

サミーが良く効くのは、うつ病、情緒不安定、関節炎、体の節々の痛み、肝臓の機能強化などに効き目があるとされています。

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サミーの効能

サミーは、S-アデノシルメチオニンの略称です。
体内のほぼ全細胞に自然に発生している物質で、ヨーロッパで20年以上前から、変形性関節炎や、軽〜中度の鬱病の治療に用いられています。この物質は抗鬱剤と同程度の効き目があるほか、非ステロイド薬とも同程度の効果が認められるため、代替治療にも使用されています。

サミーは気分の高揚に関わる、神経伝達物質の働きを強める作用があるほか、炎症や痛みを抑えたり、肝機能の向上や有害物質の排出などのデトックス効果、関節にある軟骨を維持する作用があるとされています。通常は体内で十分に生成されていますが、加齢に伴い減少するため、不足している際はサプリメント等で補うことが有効とされています。

サミーの副作用と注意点

サミーは、躁と鬱を繰り返す症状の方が服用すると躁状態のほうが強まる可能性があるほか、既に抗鬱剤を服用中の方はサミーと抗鬱剤を併用しないようにする必要があります。

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サミーサプリメントの効果

サミーはアミノ酸の一種で、SAMe(サミー)またはアドメット(AdoMet)とも呼ばれています。

当初、サミーはうつ病の治療薬として利用されていましたが、関節の痛みを抱えていたうつ病患者がサミーを摂取したところ症状が改善したため、関節炎や関節リュウマチなどにも効果があるとして利用されるようになっています。

サミーは、体内でアミノ酸から絶えず合成され、体内の全細胞に存在し、体内で約1000種類にも及ぶさまざまな代謝に関係しています。それだけに、不足するといろいろな悪影響が出てきます。
その中でも、サミーの大きな働きは、3つあります。

1.関節に効く
関節の軟骨を作る働きがあり、加齢による軟骨の減少を回復します。関節の痛みに効果のあるグルコサミンやコンドロイチンと一緒に摂取することでより、効果がアップします。

2.脳に効く
脳の神経伝達物質であるドーパミンとセロトニンを作る働きがあり、うつ病を防止する効果があります。

3.肝臓に効く
サミーは肝臓で多く生産・消費されるので、肝機能の働きを活性化する効果があります。

サプリメントで利用できる酵母型サミーは、医薬品用に化学合成されたサミーよりも体内での吸収率が高いと言う特徴があり、サプリメントでの利用がお勧めです。

サミーの種類と飲み方

サミーは錠剤となります。サミーの飲み方として、1日の摂取量は400mgを目安にしましょう。これを2回に分け、空腹時にサミーを服用するのが望ましいとされています。

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サミー(SAMe)まとめ

サミーは、うつ病や関節炎に対する効果で高い評価を得ている栄養補助剤です。うつ病治療への臨床試験を行ったローマの大学の医師は「サミーの効果は標準的な抗うつ剤に匹敵する」と述べています。

一方、サミーの関節炎に対する臨床試験の被験者は2万2千人以上にのぼっています。その結果、サミーには従来の鎮痛剤や抗炎症剤と同様の効果があることが判明しました。また、副作用がほとんど見られなかったことも報告されています。

このサミーの効果を理解するためには、「メチル化」と呼ばれる化学反応を知る必要があります。メチル化とは生体内のある分子から別の分子へ「メチル基」が移動することで、体内のあらゆる場所で、しかも毎秒10億回といわれる頻度でおこっているのです。

メチル化は遺伝形質の発現に関与したり、細胞膜を維持したりと重要な働きをします。セロトニン、メラトニン、ドーパミン、アドレナリンなど、さまざまな神経伝達物質やホルモンの作用にも関係しています。

このメチル化に不可欠な物質がサミーです。
サミーは、体内で魚や肉に含まれるアミノ酸をもとに産生され、いくつかの過程を経てリサイクルされます。このサミーの産生やリサイクルが滞ると体内のメチル化か影響を受け、神経およびホルモンの作用や調節などに支障をきたすことになるのです。

そこで有効なのが、外部で産生したサミーの摂取というわけです。日本ではサミーは新顔で歴史も浅く、入手もラクではありませんが、ヨーロッパでは20年以上の実績があるので、サミーの効果は十分期待できるでしょう。

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2016年追記:サミーの歴史

  • 1950年にイタリアの研究者によってサミーの存在が発見されました。
  • 1970年代になってからサミーの働きが少しずつ明らかになりました。
  • 1976年にはヨーロッパでうつ病の治療薬としてサミーが使用されるようになりました。また、変形性関節症に対するサミーの有効性が明らかになりました。
  • 1990年にアメリカでサミーが機能性食品として扱われるようになりました。
  • 1999年にアメリカでサミーが関節や脳の働きを高める効果があると話題になりました。
  • 2008年にようやく日本でサミーが機能性食品として扱われるようになりました。
  • 2015年に国産サミーサプリメント「サミーブランS」の販売が開始されました。日本酒由来の酵母型サミーが含有され、他にもプロテオグリカン(鮭の軟骨由来)と発酵プラセンタエキス末などが配合されたサプリメントで、日本天然物研究所とブラン製薬が共同企画した商品です。

Amazonや楽天のネット通販でも購入可能となっています。
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2017年4月時点ではAmazonのほうが安く買えるようです。

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