オリーブの葉を抽出して作られたサプリメントは、心臓に効果があるといわれています。
オリーブが良く効くのは、動脈硬化、便秘の予防、胃液の分泌の促進、美肌効果、血圧低下、抗ウィルス作用などに有効とされています。
オリーブの効能
オリーブの木は、別名「太陽の樹」とも呼ばれ、地中海沿岸地方を始め、昔から様々な国で親しまれてきました。主に利用されるのは、果実から採取できるオイルで、実や葉も料理やサプリメントなどに利用されています。
1世紀頃のローマ帝国では、オリーブオイルは「液体の黄金」と呼ばれ、非常に貴重なものとして扱われており、オリーブの葉を煎じて飲んだり、葉の成分をワインに混ぜ、オリーブの葉の効能は広く知られていました。
オリーブオイルは、植物油の中でも特に消化吸収がよく、主成分である不飽和脂肪酸のオレイン酸や、リノール酸 、リノレン酸が豊富に含まれ、血管の健康維持に役立ち、動脈硬化も予防します。
また、便秘予防や、胃液の分泌の促進、消化を良くする働きもあると言われています。
また、内用だけでなく外用でも効果があり、炎症やかゆみを抑えたり、肌に潤いを与える美肌効果など、美容の分野でも広く利用されています。
特にオリーブの葉に含まれるポリフェノールの一種のフラボノイド類やカルシウム、鉄分などのミネラルの働きから、、血圧降下や解熱、殺菌など様々な効果があるとされています。なお、オリーブの葉を抽出して作られたサプリメントは、心臓に効果があるといわれています。
このような多くの働きから、限られた効能だけではなく、総合的な健康に結びつくサプリメントとしても評価されているのです。
オリーブに含まれるオレウロペイン酸は強力な免疫活性力を持ち、そのパワーは、胃潰瘍の原因の1つとされるピロリ菌を殺菌する作用があるとも言われています。
こういった効果から、病原菌などのウィルス、細菌、真菌の退治に期待できます。そして、細胞分裂を妨げ、ウィルスの蔓延を防ぐと共に免疫細胞の生成を促し、免疫力を高めることで二重の方法を取ってウィルス退治を行っています。
そのほか、オリーブオイルとしてもよく利用されていますが、その種類は多種多様で選択も難しいのですが、より効果を得たいのならば、純度が高い「エクストラバージンオリーブオイル」を選ぶとよいでしょう。
参考サイトの紹介
オリーブオイルに関しては、小豆島オリーブ公園の以下のページが参考になります。
http://www.olive-pk.jp/olive/health.html
オリーブオイルの効果と注意点
オリーブは、イタリア、スペインなどの地中海沿岸に多く生息するやモクセイ科の常緑樹です。
その果実は、生で食べると口が痺れて食べることができませんが、果実を絞ることでオリーブオイルが作られ、また、果実はピクルスに加工することで食用に利用されています。
尚、種子からもオイルを作ることができますが、その品質は果実から作られるオイルより品質が劣ります。種子から作られるオイルはオリーブ核オイル(油)と呼ばれて区別されています。
オリーブオイルの特徴は、唯一の果実から作られるオイルなので、オイルと言うよりジュースと呼び換えても大きな問題がないほど、いわゆるオイルのベタベタしたしつこさがなく、飲んでもすっきりしています。
そして、不飽和脂肪酸が豊富に含まれることから健康に非常に良いことがあげられます。
オリーブの果実の生産量は、スペイン(約30%強のシェア)、イタリア(約20%弱のシェア)で、この2か国で世界全体の半分は占めています。
オリーブオイルは、調理用として使用されるだけでなく、豆腐や納豆、味噌汁などの日本料理の食品にかけたり、入れて食べたり、ヨーグルト、アイスクリーム、パンにかけたり、付けたりして食べても美味しさが増すので利用方法は多岐にわたっています。
オリーブオイルの効能は、主に含まれる不飽和脂肪酸、ミネラル、ビタミンから得られ、脂質や糖の代謝を促進するほか、整腸作用、健胃作用、悪玉コレステロール低下作用、抗酸化作用などがあります。
その健康効果の証拠としては、オリーブが多く生産される地中海沿岸の人は健康で長生きというデータがあります。
尚、オリーブオイルのグレードは大きく以下の4つに分かれます。
1)バージンオイル、2)精製オリーブオイル、3)オリーブオイル、4)オリーブ・ポマスオイルです。
この中で、最高級グレードの品質は、1)バージンオイルの中の「エクストラバージンオイル」です。「エクストラバージンオイル」を利用することをお勧めします。