亜鉛の効能 効果と注意点

亜鉛は肉類や卵、貝類に豊富に含まれており、人体では200以上の酵素の成分として、血球、骨、歯、前立腺などに広く分布しています。

亜鉛が良く効くのは、ホルモンの調節体の成長促進皮膚や骨の新陳代謝促進生殖機能を正常化味覚障害の予防などに効き目があるとされています。

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亜鉛の効能

亜鉛は、味覚を正常に保つ働きや、また皮膚や粘膜の健康維持、体の成長を助ける栄養素で、食事で摂取したたんぱく質を骨や筋肉、髪の毛や臓器の組織に変えるために欠かすことのできない栄養素です。亜鉛は主に魚介類に多く含まれていますが、中でも、亜鉛の量が多い食品は牡蠣やうなぎです。その他、肉類や海草類などにも多く含まれています。

亜鉛は細胞分裂を促す働きがあり、舌の味覚細胞も作り変える働きがあります。そのため、不足すると味覚細胞が減り、味を感じられなくなることから、「味覚のミネラル」とも言われています。

また、亜鉛には、別名「セックスミネラル」とも呼ばれ、亜鉛が男性の前立腺において、性ホルモンの合成に深く関わっていることから来ています。亜鉛が不足すると、精子の生産量や運動量が少なくなると言われています。

女性においても亜鉛が不足すると、女性ホルモンの分泌量が低下し、ホルモンバランスが乱れ、子宮内膜の不調、基礎体温の不順、生理痛、生理不順が生じやすくなります。

体内で必要とする量は1日10㎎程度とごくわずかで、食物として毎日摂る必要がありますが、亜鉛は食物繊維などの過剰摂取によってその吸収が阻害されるため、偏った食生活をしていると、亜鉛不足になりやすくなります。こういった理由からも、常に摂取を心がけるとよいでしょう。

また、亜鉛をビタミンCとクエン酸と一緒に摂取することで効率よく吸収できます。このことから、亜鉛が含まれる食物にレモンやすだちなどの柑橘系果物をかけて生で食べることが一番吸収率が高いとされています。

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亜鉛は心身の活力のもと

亜鉛はミネラルの一種で人や動物には必須の栄養素です。
必要量は成人男性で8mg〜30mg/日、成人女性で6mg〜30mgといわれています。

亜鉛は人が生きていくために必要な非常に重要な酵素の働きをサポートしています。そのため、不足すると実にさまざまな障害があらわれます。

亜鉛は余剰分は排泄されますので、しっかり摂取していきたいものです。しかし、まれではありますが過剰症も存在します。亜鉛の作用をよく理解して効率的な摂取をこころがけましょう。

亜鉛のはたらき

亜鉛は人間が生命を維持するのに必要なさまざまな酵素の生成や作用に働きかけます。亜鉛が働きかける酵素は約300種類といわれています。細胞分裂に関わる酵素に働きかけて、DNA・RNAの合成にも関っています。そのため、成長・発育、傷の治癒、精子の生成など生体としての維持に深くかかわっています

ホルモンの合成や分泌や働きにも作用しています。性ホルモンに対する影響も大きく、前立腺や精液に多く存在します。インスリンの合成や分泌にも大きく作用しているので血糖値にも影響があります。免疫機能にも作用しています。

亜鉛は,舌の味蕾を形成成分のひとつで唾液にも多く含まれています。カルシウムの吸収を促進するビタミンAの活性化に作用します。他にも亜鉛には、様々な働きがあります。抜け毛の要因となる酵素のはたらきを阻害します。神経伝達物質の働きを保持します。記憶学習能力を維持します。

食品から摂取された亜鉛は骨、脾臓、眼球、肝臓、前立腺。精液など体全体に配られて貯蔵されます。過剰な分は便、尿、汗に混入して排出されます。

亜鉛欠乏症

亜鉛はあまりにも多くの役割を担っているために、欠乏すると非常に多くの障害が出ます。

  • 細胞分裂がスムーズに進まなくなるため、発育不良になったり、皮膚や毛髪にも問題が出ます。
  • 傷が治りにくくなったり筋肉痛が長引いたりします。
  • 男性では精子の数が少なくなり男性不妊の要因になります。
  • 女性では子宮内膜の形成が不十分になり無月経などの症状もおきます。
  • 性ホルモンの分泌が悪くなりEDの要因になります。
  • インスリンの合成や機能に不具合がでて血糖値が上がりやすくなります。
  • 糖尿病や肥満の要因になります。
  • 免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。
  • 下痢になりやすくなります。
  • 味蕾の細胞が不足するため、味覚障害がおき食欲不振や調味料の使いすぎによる糖分や塩分の過剰摂取がおきます。
  • カルシウム不足になるため骨粗しょう症など骨の異常がおきます。
  • ビタミンA不足になるため、肌や毛髪の艶がなくなり視力にも影響がでます。
  • 抜け毛の原因になる酵素を阻害できなくなり抜け毛が増えます。
  • 神経伝達物質がスムーズに働かなくなり気力や活力をなくします。
  • 記憶力や注意力が低下します。

亜鉛は体内で生成できないので食品で摂取しますが、偏食などで亜鉛を含む食品を食べていなかったりすると亜鉛不足になってしまいます。また鉄や銅の摂りすぎなどが原因で亜鉛欠乏症が起きることもあります。亜鉛は小腸で吸収されますが食物繊維をとりすぎていると吸収されにくくなります。

亜鉛過剰症

亜鉛は体内で余った場合には尿や汗とともに排泄されるので通常の食生活をしていて過剰症になることはありません。しかし、サプリメントなどで大量に摂取すると過剰症になることもあります。
亜鉛が過剰になると鉄や銅の欠乏を招いたり、善玉コレステロールの血中濃度をさげてしまいます。

亜鉛を含む食品

亜鉛を含む食品でもっとも有名なものは牡蠣です。牡蠣一粒で一日に必要な量を摂ることができます。
このほかにも、レバー、牛肉、チーズなどが亜鉛を多く含んでいます。

亜鉛の吸収を促進する食品は、かつお,まぐろ,豚肉赤み,鶏肉、鮭など。ビタミンCを多く含む赤黄色ピーマン、ゆず、レモン、アセロラ、パセリなども有用です。クエン酸を含む酢も亜鉛の吸収を促進します。
牡蠣やレバーなどを食べる時に、レモンやビネガーを使うのは理にかなっているわけです。
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亜鉛の吸収を阻害するもの

カップラーメンやスナック菓子などの加工食品や清涼飲料水に多く含まれるポリリン酸やフィチン酸は亜鉛の吸収をさまたげます。加工食品や清涼飲料水を摂りすぎないように気をつけましょう。

また緑黄色野菜に含まれる「しゅう酸」も亜鉛の吸収を阻害します。サッとゆでると「しゅう酸」をある程度流すことができます。アルコールも亜鉛の吸収を阻害します。

亜鉛は性的な活力をあげる成分として認識されています。サプリメントのベストセラーにおいて、亜鉛は人気ナンバーワンです。
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しかし、亜鉛単体のサプリメントを精力剤のような感覚で利用すると他のミネラルの吸収に影響を及ぼす可能性もあります。総合的な栄養補助を心がけるようにしましょう。

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亜鉛の効果と注意点

亜鉛は、微量ながら身体にとって重要な栄養素として健康維持に必須なミネラルの仲間の一つです。ミネラルは、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素にビタミンを加えた五大栄養素として、その摂取が重要視されています。

ミネラルは自然界に存在し、人間の身体の中では決して作られないので、必ず食品から摂取する必要があります。約100種類ほどあるミネラルの内、人間の身体の中で必要な働きをするために摂取しなければならないミネラルの数は16種類で必須ミネラルと呼ばれています。
亜鉛はその中の一つです。

必須ミネラルは、1日に摂取しなければならない量が100mgを越えると「主要ミネラル」と呼ばれ、100mg以下で良いミネラルは「微量ミネラル」と呼ばれています。
尚、主要ミネラルで無ければ不足しても良いと言う意味の「微量」ではありません。身体にとってたくさん必要である、少なくても良いというだけの違いで重要度ではありません。亜鉛は、微量ミネラルになります。

亜鉛の働きは、酵素の働きを助けるほか、細胞分裂、抗酸化、生殖、免疫、味覚、ホルモン、コラーゲン、血糖値など機能や生成などに関与しています。

日本人のミネラル摂取量はナトリウム、リンなどの一部を除くと不足気味となっています。その理由は、日本の土壌環境は火山灰が多く、ミネラル分が少ないため野菜や飲料水に含まれるミネラルが欧米に比べると少ない上に、化学肥料が多く使用されるので、土壌に含まれるミネラルの種類も限定されているからです。

加えて、多くの家庭が使う食塩が精製塩であるため、ほとんどナトリウムと塩素しか含まれていません。一方、天然塩(自然塩)であれば、ミネラルが60種類から90種類ほど含まれています。

更に、インスタント食品やなどの食文化が浸透し、亜鉛をはじめ、多くのミネラルの摂取が国民全体に不足気味となっていることから、積極的にミネラルを摂取することが必要になっています。ただし、ミネラルは多ければ良いという訳ではないので、過剰摂取にならないように1日の上限内の摂取になるように注意しなければなりません。

亜鉛のまとめ

亜鉛は、成長期にとくに盛んなタンパク質の合成に関与したり、インスリンホルモンの構成素材にもなったり、女性ホルモンの機能強化に関わっています。

亜鉛は肉類や卵、貝類に豊富に含まれており、人体では200以上の酵素の成分として、血球、骨、歯、前立腺などに広く分布しています。成長期にとくに盛んなタンパク質の合成に関与したり、インスリンホルモンの構成素材にもなったり、女性ホルモンの機能強化に関わっています。不足すると成長が遅れる、味覚などの知覚が低下する、妊娠の異常が多くなる、免疫力の低下、脱毛、傷の治りが遅くなるなどの症状がみられます。

体の中の亜鉛は一般にタンパク質と強固に結合しているため、亜鉛が欠乏状態になっても動員されることはなく、植物などからの補給が必要です。ただ、過剰な摂取は銅の吸収が阻害され、貧血や免疫機能の低下、コレステロール値の異常が現われます。毎日適量ずつ摂取することが大切で、成人で一日約50mgを摂取するのが望ましいといえます。

私も、亜鉛のサプリメントと、マルチミネラル&ビタミンのサプリメントを、その時々の食事内容に合わせて活用しています。DHCの亜鉛とネイチャーメイドのスーパーマルチビタミン&ミネラル妊活が終わった今は(お陰さまで40代にして二人の子宝に恵まれました!)、亜鉛単体ではなく、マルチミネラルのサプリメントを普段飲んでいます。特に、食事が偏ってしまった日には、マルチミネラル&ビタミンを補助的に摂取すると、バランスを保てますので、常備しておいて損はないと思います。
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