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ヨウ素(ヨード)の効能 効果と注意点

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの生成に不可欠なミネラルです。

ヨウ素が良く効くのは、脂質や糖質代謝の促進脂肪燃焼基礎代謝の向上皮膚や髪を美しく保つ時などに効き目があるとされています。

ヨウ素の効能

ヨウ素は別名「ヨード」とも呼ばれ、甲状腺ホルモンの合成に必須のミネラルです。たんぱく質の合成やエネルギー代謝、交感神経に関与しています。ヨウ素は、ハマグリ、牡蠣、海草類、パイナップル、海塩などに特に多く含まれています。美容法の1つに海藻パックがありますが、これはヨウ素の効果があることから来ています。

またヨウ素には、脂質や糖質代謝の促進、脂肪燃焼を促す働きもありダイエット効果もあるといわれています。その他、タンパク質の合成に関わる事から、皮膚や髪を美しく保つ働きがあります。また、成長や発育を促進するなど基礎代謝の向上とも大きく関係しています。

海藻類が海水からヨウ素を濃縮しているため、海藻を多く食べる日本では欠乏することはまずないですが、大陸内部などではヨウ素を含む食物を摂取することが難しいため、ヨウ素が欠乏し、甲状腺異常、脱力感や肥満を引き起こすケースがあり、世界的には三大欠乏栄養素とされています。

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海の恵み ヨウ素

ヨウ素とはヨードとも呼ばれる金属の結晶で、液体になると赤褐色になります。ヨードチンキはヨウ素の殺菌性を利用して作られた消毒薬です。

日本は世界一のヨウ素生産国です。というのも、ヨウ素は海水に含まれるので、海洋国日本では生産が容易なのです。

海産物の摂取量が多く、海藻などを飼料として利用する日本ではヨウ素の欠乏は非常に稀ですが、大陸国では内陸地方のヨウ素不足は大きな問題になっています。アメリカやヨーロッパでは、食塩にヨウ素を添加しています。

ヨウ素は人間にとって非常に重要な役目を果たすミネラルで、甲状腺ホルモンの主成分となります。

ヨウ素の働き

食品から摂取されたヨウ素は胃と腸から吸収して血中にとりこまれます。血流に乗った要素は甲状腺に蓄積されて甲状腺ホルモンでトリヨードチロニンとチロキシン生成の際に材料として消費されます。

ホルモンとして働くのはトリヨードチロニンの方で、チロキシンはトリヨードチロニンの材料として蓄積され、必要に応じてリヨードチロニンに変換されます。この変換の際に、セレンが必要になります。そのため、甲状腺機能低下はヨウ素不足でもセレン不足でも起きます。

甲状腺で生成された甲状腺ホルモンは、交感神経に作用して基礎代謝をコントロールします。呼吸機能や心臓の機能を促進し脈拍や心拍を増やします。また、体全体の基礎代謝を促進することから成長ホルモンにも深く関連し、皮膚や毛髪を健康にするほかに脳や神経系の働きにも影響を及ぼします。妊婦や乳幼児はヨウ素不足になると成長に大きな問題を残すことになってしまいます。

ヨウ素は脂肪燃焼を促す作用もあるので肥満解消効果なども期待されますが、過剰摂取で健康被害があるので摂取量を増やし過ぎないようにしなければなりません。

ヨウ素欠乏症

ヨウ素欠乏症は、世界的には非常に深刻な問題であり内陸地域では風土病としてとらえることもあります。

ヨウ素欠乏症では甲状腺ホルモンの生成が減少するために体中に症状が現れます。甲状腺ホルモンは人間にとって非常に重要なホルモンであるため生成が減少すると脳は甲状腺を刺激し生成を促します。すると甲状腺は過剰に働くために肥大したり腫瘍ができたりします。脱毛や貧血、体力低下による倦怠感の他に重要な成長障害などがおきます。

特に、妊娠がヨウ素欠乏症の陥ると、胎児に成長障害や脳の発育不足が起きてクレチン症という疾患になってしまいます。クレチン症の新生児には甲状腺腫が見られます。

ヨウ素過剰症

ヨウ素が過剰になると、発育不良や甲状腺肥大などヨウ素欠乏症と似た症状がでます。ヨウ素は、不足しても過剰になっても障害がおきます。世界的には、不足傾向の強い栄養素ですが、日本ではヨウ素は過剰傾向にあります。

一般的にヨウ素は過剰に摂取しても排せつされてしまうのですが、長期的に過剰摂取を続けると過剰症になってしまいます。特に不足傾向だった人が一気に過剰摂取した場合には、頻脈,体重増加,熱っぽい,情緒不安定など過剰な代謝による症状が現れます。

日本人はヨウ素に関しては特異な環境にあります。日頃から過剰傾向にありながら、過剰摂取をした時にもヨウ素を甲状腺の運ぶ能力が減退することで、多少の過剰傾向では過剰症状が出にくい体質に出来上がっています。

ヨウ素を多く含む食材

海藻類のコンブ、ワカメ、ヒジキなどに多く含まれます。特に昆布だしを多用するとヨウ素の過剰摂取になる可能性があります。イワシ、サバ、かつお、ブリなどの魚介類にも含まれています。

ヨウ素を破壊するもの

キャベツ、トウモロコシ、サツマイモ、大豆、玉ねぎなどの食品に含まれているゴイトロゲンという成分はヨウ素が甲状腺に蓄積されるのを阻害します。ただし、通常の食事で食べるレベルでは問題ありません。

ヨウ素の注意点

ヨウ素は甲状腺ホルモンの主成分なので非常に重要ですが、日本で生活している限りめったに欠乏することはありません。
しかし海外ではヨウ素の欠乏症は深刻な問題で、大陸にある国で食塩にヨウ素を添加している国は珍しくありません。海外旅行などで塩蔵品を食べるときには、ヨウ素が強化されているということを認識しておきましょう。

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ヨウ素 まとめ

ヨウ素とは、身体にとって重要な栄養素として健康維持に必須なミネラルの仲間の一つで、微量ミネラルになります。

ヨウ素は、摂取すると血液を通じて甲状腺のある喉に集まり蓄積され、甲状腺ホルモンを合成する働きがあります。そして甲状腺ホルモンは、たんぱく質の合成やエネルギー代謝を高める働きがあります。また、皮膚や髪、爪を健康にし、脂肪燃焼に働きもあります。

不足すると甲状腺肥大となって、働きが低下し、不足が長期化すると甲状腺腫などを発症します。海産物に多く含まれており、日本人は比較的多くこれらの海産物を摂取するので不足にはなりにくいホルモンです。なお、過剰に摂取しても甲状腺ホルモンが合成されにくくなり不足時と同じように甲状腺腫を発症するリスクがあります。

ヨウ素は、成長期には発育を促進、成人になってからは基礎代謝を盛んにします。甲状腺ホルモンの生成に不可欠なミネラルで、実験では血中コレステロール値を下げる働きがあることも判明しており、動脈硬化の予防が期待できます。また、体脂肪の燃焼を促す働きもあり、ダイエットにも有効です。
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