マリアアザミ(ミルクシスル)は、肝機能を高めるアザミのハーブエキスです。
マリアアザミが良く効くのは、脂肪肝・アルコール性肝炎の予防、肝機能の強化、酒量が多い、全身倦怠感、腹部膨満感、食欲が無い時などに効き目があるとされています。
マリアアザミの効能
マリアアザミとは、別名「オオアザミ」や「ミルクシスル」とも呼ばれるキク科のハーブです。ヨーロッパでは2000年以上も前から肝臓に良いとされ、現在でも医薬品として利用されているメディカルハーブの1つです。
ヨーロッパだけでなく、北アフリカ、アジアなど、世界各地で広く生育されています。すべてが食用になる植物で、花や葉をサラダ、茎は茹でて料理に利用し、根は漬け物などにして食べられ、種はハーブティーとしても利用されています。
マリアアザミの種子には、「シリマリン(シマリン)」と呼ばれるフラボノイド混合物が含まれています。このシリマリンにはタンパク質の合成を助け、肝細胞の損傷を防ぎ、細胞を再生させる作用があるため、肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害の肝機能を改善する効果があります。
また、シリマリンには強い抗酸化作用を持つ「グルタチオン」という成分を増加させる働きがあり、マリアアザミを摂取することで、肝臓の有毒な活性酸素が無毒化され、肝臓に重大な疾病からも守ることができます。
更に、シリマリンには解毒作用もあり、このシリマリンを事前に多く摂取しておくことで、例え中毒死する確率が高い毒キノコを食べていても、殆ど中毒作用を起こさずに済むとも言われています。
アルコールをよく飲む人はもちろん、「物言わぬ臓器」として重要な役割を持つ肝臓を労わるためにも、ぜひ摂取しておきたいサプリメントなのです。
マリアアザミの種類と飲み方
マリアアザミは錠剤、カプセルなどがあります。マリアアザミの飲み方として、シリマリンで一日200〜400mgが目安です。
マリアアザミはどんな人に向いている?
マリアアザミは、地中海沿岸が原産のキク科の二年草でミルクシスルというのは英語名です。
マリアアザミの種子には、フラボノイドの一種のシリマリンという有効成分が含まれています。シリマリンには解毒(デトックス)作用や細胞の修復・再生を促進する効果があります。その効能は、ヨーロッパで2000年以上の昔より肝臓などの治療薬として用いられてきたことで有効性が実証されています。
シリマリンの解毒作用や細胞の修復・再生によって、肝臓の保護や胆汁の分泌促進があり慢性肝炎、肝硬変などを予防・改善します。その他にも、抗うつ、坑炎症、抗リューマチ作用や前立腺肥大の予防・改善効果があります。ドイツでは、肝炎、肝硬変の治療薬としてされています。
尚、シリマリンは単一の成分名ではなく、シリビン、シリジアニン、シリクリスチンなどを含むマリアアザミからの抽出されたエキスの名称です。
マリアアザミは、たばこやアルコールの摂取がなかなかやめられない人に向いています。
肝臓は悪くなったことがなかなかわからない臓器なので肝臓に負担をかける食生活の習慣がある人はマリアアザミ摂取しておくことで予防が可能となります。
また、アルコール肝臓障害患者を対象としたシリマリンの効果を検証する試験では、肝臓障害の指標となるGOT、GPT、γ-GTPの数値が低下したことが報告されているので、すでに肝機能が悪化してしまった人にも効果が期待できます。
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種子を砕いてハーブティーとして使えます。ちなみにミルクシスル(マリアアザミ)という名称は、「聖母マリアのミルク」に由来すると言われています。
※2017年4月時点のAmazonランキングを参考にしています。
マリアアザミ まとめ
マリアアザミは、細脳内で抗酸化物質として働き、活性酸素を除去するグルタチオンを増加させる作用があります。また、弱った肝細胞を正常な状態に回復させる機能も持っています。
ドイツでは、マリアアザミは中毒による肝臓障害の治療薬や慢性肝炎と肝硬変の補完治療薬として認可されています。アメリカでは栄養補助食品として位置づけられたハーブの1つとして、サプリメントが各種発売されています。日本でもマリアアザミは注目されはじめていますが、まだ医薬品の段階には至っていません。
国内サプリメントメーカーの動物実験データにおいては、マリアアザミは脂肪肝やアルコール性肝炎に極めて高い改善率が示されており、さらに全身倦怠感、悪寒・嘔吐、腹部膨満感、食欲不振などで改善が認められ、副作用が一切ないことも報告されています。
脂肺肝や肝炎になってしまった人は、脂肪で埋まってしまった悪い細胞部分に対して、脂肪の排出作用を高め、細胞を新しくしていくことで、肝臓の機能をよくする作用がマリアアザミに期待できます。