EPA・DHAの効能 効果と注意点

EPA・DHAは血栓を防いで血液の流れをスムーズにします。

EPA・DHAが良く効くのは、血栓症の予防や高血圧、アレルギー疾患、イライラする人、物忘れが激しい、眼の健康維持に有効とされています。

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EPA・DHAの効能

EPAはエイコサペンタン酸、DHAはドコサヘキサエン酸、これらはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、主に青魚の脂肪に多く含まれている多価不飽和脂肪酸です。 どちらも体内で合成できない必須脂肪酸の一つで、これらが含まれた食品を健脳食とも言われています。

この成分は脳や神経組織を中心に多く存在し、発育や機能維持に必要不可欠ですが、酸化しやすい成分でもあります。
2つの成分とも、もともと人間の脳細胞や母乳の中にも含まれていますが、最近では肉を摂取する割合が多くなり、魚からのEPA、DHAの摂取量が減ってきています。そのため、不足分はサプリメントから補うのが一般的です。

EPAの効果としては、角質層を厚くして皮膚を丈夫にするほか、皮膚炎を予防する効果もありますので、アトピー性皮膚炎にもよく使用されています。他に、エスキモーやイヌイットなど、魚を主食とする人々には動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの病気が大幅に少ないことからも分かるように、魚に含まれるEPAという成分がコレステロールや中性脂肪を減少させ、血管壁への付着を抑制する効果があります。その結果、血液の流れを良くし、血栓を予防することができるとされています。

また、DHAは、人間の目や脳の灰白質に多く含まれることから、脳や神経の発達、記憶力・視力の低下にも効果があるといわれています。
更に、最近では生理痛にも効果があるということが分かり、話題を集めています。生理痛は、子宮を収縮し、経血を排出する働きがある「プロスタグランジン」という物質が関係しています。しかし、このプロスタグランジンが強く作用しすぎると生理痛が生じるとも言われています。
そこで、最近の研究ではDHAやEPAに、プロスタグランジンの働きを抑える効果があるということが分かり、実験では80%の人に生理痛の改善の結果が表れたとされています。

その他、研究の成果として、子供の記憶力や学習能力の向上が見られることも判明しています。
このことから、DHAが脳細胞に直接働きかけ、脳の機能向上に役立つことが認められましたが、最近ではガンやアレルギー疾患の治療にも多くの期待が寄せられている物質なのです。

但し、DHAを過剰に摂取すると、赤血球のリン脂質にDHAが増加して酸化されやすくなることから、酸化防止のためにもビタミンEも併せて摂取するとよいでしょう。

EPA・DHAの種類と飲み方

EPA・DHAは、粒、カプセルなどがあります。カプセルのゼラチン等の比率は一粒中全量の50%未満のものを選びましょう。EPAのサプリメントにはDHAを配合しているものが多くなっています。

EPA・DHAの飲み方は、一日の摂取目安はEPAとして750mg、DHAとして300〜750mgです。

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EPA・DHAサプリメントの効果と注意点

脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があり、EPA、DHAは、不飽和脂肪酸に分類されます。
EPAはエイコサペンタン酸、DHAはドコサヘキサエン酸と呼ばれ、α-リノレン酸を加えてこの3種類の不飽和脂肪酸はオメガ3脂肪酸とも呼ばれます。
これらオメガ3脂肪酸は、生命を維持するために必要な不飽和脂肪酸で、かつ体内で生成することができず、必ず外部の食材から摂取しなければならないので、必須不飽和脂肪酸と言われます。

必須不飽和脂肪酸にはオメガ3脂肪酸の他に、オメガ6脂肪酸があり、リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸の3種類が含まれています。
このオメガ3とオメガ6脂肪酸の2つの必須脂肪酸はバランスよく摂取することが健康を維持するうえで必要ですが、オメガ3脂肪酸の摂取がオメガ6脂肪酸に対して日本人は不足しています。
オメガ3脂肪酸が多く含まれる青魚などの摂取を増やせないようであれば、サプリメントなどでオメガ3脂肪酸を摂取することが必要です。
一般的には、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取比率は、1対1から1対4が良いと言われています。

EPA、DHAを含むオメガ3脂肪酸の効能は、悪玉コレステロールの低下作用、中性脂肪の低下作用があり、動脈硬化、心筋梗塞、脂肪肝、高血圧、高脂血症などの予防効果が期待できます。また、ダイエット、メタボ、花粉症などのアレルギー、うつ病、精神安定作用、脳の活性化にも効果があります。

まとめ

心筋梗塞や脳梗塞の発症には、血管内にできた「血栓」と呼ばれる血液の固まりが大きく関わっています。つまり「血栓」ができないようにすることが予防のポイントになります。血管が詰まると高血圧など循環器系疾患の原囚となります。
その有効策として、サンマやイワシ、サバ、マグロなどの青背や赤身の魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)の摂取がすすめられています。EPAとDHAはどちらも血流の改善効果がありますが、その働きには違いがあります。

EPA・DHAの有効成分

EPAは簡単にいえば、血を固まりにくくします。このEPAと逆の作用をするのが肉の不飽和脂肪酸のアラキドン酸です。このアラキドン酸は血小板に作用し、血栓ができやすくなります。

EPAは血管内に吸収されても血小板を固めることはなく、血管を詰まらせたりしません。EPAはアトピー性皮膚炎や喘息、花粉症などのアレルギー疾患の予防や症状改善にも有効とされます。

一方、血液中にDHA量が増えると血液細胞が柔軟性をもち、毛細血管のような細い血管内も血液が流れやすくなります。DHAは他に学習記憶能力の維持に大切な役割があるとの報告や、若者のキレを抑えたり、眼疾患にも効果が期待できるとの研究報告もあります。

EPAはサプリメントで過剰に摂取すると血液が固まりにくくなり、出血しやすくなるので注意しましょう。またEPA、DHAともに酸化しやすいので、保存にも気をつけましょう。

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